コジマ動物病院からのお知らせ11

コジマ動物病院からのお知らせ

ワンちゃん・ネコちゃんの目薬のさし方について

このページではコジマ動物病院からペットの健康情報や日常のお手入れ・季節によって気をつけること・よくある病気やその予防、また各病院の診療情報などについて定期的に情報をお届けいたします。
今回はワンちゃん・ネコちゃんの目薬のさし方についてご案内いたします。

目薬は大変?

ワンちゃん・ネコちゃんも、目のトラブルが起こると目薬を処方されることがあります。
早くよくなるためにもしっかり目薬をさしてあげたいところですが、実は目薬を嫌がるワンちゃん・ネコちゃんが多いです。
「怖がって逃げてしまう…」「嫌がって抵抗する…」「怒ってしまう…」「慣れなくて点眼のやり方がわからない…」
といったお悩みの方も多いのではないでしょうか。

上手な目薬のさし方は?

①飼い主様に背を向ける形でワンちゃん・ネコちゃんを座らせてあげてください。(※図1参照)
 飼い主様が壁になることにより、後ろに逃げることを防ぎます。
②後ろから下あごを軽く押さえ、少し上を向かせてあげましょう。(※図1参照)
※図1

③利き手の親指と人差し指で目薬を持ち、残りの指でまぶたを開きます。(※図2参照)
④目薬の容器が視界に入らないように後ろから目薬をさします。(※図2参照)
 目薬の容器が直接ワンちゃん・ネコちゃんの目に触れないように少し離しましょう。
※図2

⑤目尻から目薬を垂らし、しばらくそのまま上を向いていてもらいましょう。
 こぼれた目薬は拭き取ってください。
⑥上手にできたらごほうびをあげて、たくさん褒めてあげましょう
 目薬=嫌なこと、と印象を持たれないようにしましょう。

注意点

●複数の目薬を処方された場合、さす順番やあける間隔など目薬の種類によって
 点眼方法が違う場合もありますので処方した獣医師の指示に従いましょう。
●冷蔵保存の目薬の場合は使用する前に手で軽く握るなどして温めてあげるとよいでしょう。
 冷えた目薬をさすとビックリして嫌がってしまう子もいます。
●時間をかけると嫌になって暴れてしまうので素早く行うようにしましょう。
●正面から目薬を近づけるとワンちゃん・ネコちゃんが怖がります。(※図3参照)
 目薬の容器が見えないように後ろから目薬をさしましょう。
※図3

●開封して余った目薬をいつまでも保管して、また同じ症状が出た時に使わないようにしましょう。

いきなり慣れない体勢にされたり、顔周りを触られること自体を嫌がってしまう子もいるので
普段から、どこを触っても嫌がらないように全身を触る練習をしておくのもおすすめです。
コツを知ってワンちゃん・ネコちゃんの負担を減らしながら上手に目薬をさせるとよいですね。
ご不明な点などございましたらお気軽にコジマ動物病院までご相談ください。