コジマ動物病院からのお知らせ

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誤飲・誤食による中毒について

このページでは、コジマ動物病院からペットの健康情報や日常のお手入れ・季節によって気をつけること・よくある病気やその予防、また各病院の診療情報などについて定期的に情報をお届けいたします。
今回は誤飲・誤食による中毒についてご案内いたします。

2月といえばバレンタイン!バレンタインといえばチョコレート!
ですがチョコレートはワンちゃん・ネコちゃんにとって中毒を起こしてしまう食べ物だということはご存知でしょうか?
誤飲・誤食はワンちゃん・ネコちゃんのどの年齢にも起こりえますが、特に1歳未満のワンちゃん・ネコちゃんは成犬・成猫より4倍以上も誤飲・誤食が多い傾向にあります。
誤飲・誤食した物の種類や量、ワンちゃん・ネコちゃんの体重や体質によって重症度は異なります。
ただし誤飲・誤食後に時間が経過してしまうと治療が困難になるケースや症状が重くなるケースがあり、
場合によっては死に至ることもあるので注意が必要です。

チョコレート

チョコレートに含まれている「テオブロミン」は心臓や中枢系神経を刺激し、
血圧上昇・不整脈・興奮・痙攣・昏睡等の中枢系神経における異常が起こることがあります。
「テオブロミン」はビターチョコレートに多く含まれ、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートの順に少なくなり、コーラやお茶にも含まれています。







ネギ類

タマネギに含まれている「n-プロビルジスルフィド」という化学物質により赤血球が壊されるため貧血を起こすことがあります。
直接食べるだけでなく、煮汁などでも中毒を起こすことがあります。







人用の医薬品

種類によって大量摂取でなければ問題がない物もありますが、薬の種類や摂取量によっては中毒症状を起こすものもあります。
また、薬の外装ごと食べてしまうと食道を傷つけてしまうこともあるので注意が必要です。







タバコ

タバコに含まれる「ニコチン」により摂取後数分以内に下痢・嘔吐・興奮などの症状が起き、低血糖症を起こします。
最近では肝臓に障害を起こす可能性があることも報告されています。







キシリトール

「キシリトール」をワンちゃんが摂取することにより血糖を下げるホルモンである「インスリン」が急速に分泌されるため、
大量摂取に接種した場合には痙攣・起立困難・虚脱・チアノーゼなどの症状がでます。







その他の食べさせてはいけない食べ物

ぶどう類、ナッツ類、タコ・イカ、アボカド など




もしも、ワンちゃん・ネコちゃんが誤飲・誤食をしてしまったら…

早急に近くの動物病院に連絡をとり獣医師の指示を仰ぎましょう。
その時は【いつ】、【何を食べたか】、【どのくらい食べてしまったのか】をできるだけ正確に伝えて下さい。
食品や薬物などの場合は内容の表示がある袋や箱、その他の場合でも誤飲・誤食した物や、その一部などがあれば治療方針の目安となりますのでご持参することをお勧めします。

誤食をしてしまった時の病院での主な治療法

催吐処置(吐かせる処置)、下痢・嘔吐による脱水症状に対しての補液、誤飲・誤食してしまった物によっては血液検査や胃洗浄などを行う場合があります。

誤飲・誤食をさせないために

・おうちではワンちゃん・ネコちゃんの口が届くような場所に物を置かないようにしましょう。
・時と場合によって、サークルなどで行動を制限するようにしましょう。
・人の食べ物は与えないようにしましょう。
・散歩では落ちている物を口にしてしまわないように名前を呼んだり、リードを短く持ってしっかりとワンちゃんをコントロールしましょう。
 「誤飲・誤食なんてしないだろう。」という油断が事故に繋がってしまいます。
 
飼い主様が気をつけてあげることが一番の予防となります!