オーストラリアン・ケルピー

Australian Kelpie
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第1グループ
 
シープドッグ&キャトルドッグ(牧畜・牧羊犬)
オーストラリア
46~51cm
25~30cm
43~48cm
9~21kg
9~21kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

この犬が人々に知られるようになったのは、1870年ごろのこと。ルーツはスコットランド人がオーストラリアに入植した際に連れてきた牧羊犬に、ボーダー・コリーや野生犬のディンゴが混血した犬だと考えられている。ケルピーは牧羊犬の中でもとくに、その作業にかけては抜群の能力を発揮する。信じられないほどのスピードで、羊たちの群れのまわりを徘徊しながら、実に巧みに羊たちを導いていく。また、羊の群れの先頭にたどりつくために、羊の背中の上を走るという、大変ユニークな技能をもっている。さらに主人がこの犬に送る合図にも素早く反応し、遠い距離から命令をした場合でも、夢中になって作業する。歩くさまは軽快で持久力に富み、スピードを瞬間に自由自在に変えることができる。丈夫で忍耐強く、長時間水を飲まなくても平気である。
このように、数いる牧羊犬の中でも、オーストラリアン・ケルピーは、羊追いには最も優れているため、今日ではオーストラリア以外の国の牧羊経営者にも人気がある。また、家庭犬としても多く飼育されている。“ケルピー”とはスコットランドの伝説に出てくる水の精のこと。

サイズは小型だが、容姿、顔立ちは大変美しく、一見キツネのよう。活発で俊敏な動作に加え、利口そうな表情をしている。頭蓋は広くややドーム型で、ストップは明確。眼はアーモンド型で、眼色は濃いがコートの色に準じて淡くなる。耳は幅広く直立し、わずかに外を向いている。口吻は先細。歯は頑丈で、シザース・バイト。コートは粗く短滑毛が密生していて、厚みがあり、短い。

毛色
お手入れ

毛色はブラック、チェスナット、ブラック・レッド、レッド・チェスナット、タン、ダーク・チェスナット、ブルーイッシュ・グレーなどがある。

コートのお手入れは簡単で、ほとんど気をつかう必要はないが、ときどきは獣毛ブラシでブラッシングするか、タオルでマッサージをする。

性格
運動

素晴らしく利口で、落ちつきがある。主人に対する服従心強く、訓練の覚えも早い。作業には実に熱心に取り組む。感覚も鋭く、警戒心も強い。

非常にタフな犬なので、十分な運動量を要求する。ときには広い野原などに放して、思いきり走らせてあげるとよい。