ブル・テリア

Bull Terrier
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第3グループ
 
テリア(小獣猟犬)
イギリス
(ミニチュア)約30cm/(スタンダード)50cm前後
25~30cm
(ミニチュア)約30cm/(スタンダード)48cm前後
(ミニチュア)約11kg/(スタンダード)20kg前後
(ミニチュア)約11kg/(スタンダード)約20kg
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簡単な歴史・解説
特徴

ブル・テリアは19世紀前半のイギリスで、今は滅びたホワイト・イングリッシュ・テリアと当時のブルドッグをかけ合わせてつくられたといわれる闘犬である。 これによって誕生したブル・テリアは、何者にも立ち向かっていく勇敢さをもっていた。ただ不幸なことに、この犬はビクトリア王朝時代には、サディスティッ クな性的欲求を満足させるために使われていたことがあった。結局、闘犬は議会の法令によって廃止されることになった。人気があるホワイトのブル・テリア は、1860年ごろ、カラード・ブルより遅れて世に出てきた。ホワイトははじめのうちは劣等犬として見下されていたが、まもなく当時の先端をいくスポーティーなファッションのキャラクターに取り上げられるようになり、人気者になった。

卵形の顔に直立した耳とちょこんとついた小さな眼。とぼけた風貌になんとも味わい深い表情をつくり出している。体格がよく、筋肉質。四肢は骨太で短い。コートは滑らかでピタっとねている。

毛色
お手入れ

ホワイト1色かホワイトで頭にだけレッドかブリンドルのマーキングが入っている。カラー・バラエティのブリンドル、またはレッドの毛色のものには、胸、四肢、尾の先などにホワイトのブレーズ、またはレッドが入っていることが多い。

滑らかで密生しているコートは、ほとんどトリミングの必要がない。ブラッシングは週に2回ほどで、ラバーか天然のグリズル・ブラシか、ハウンド犬用のグローブを使うとよい。入浴は必要なときだけでよいが、ホワイトの毛色は汚れが目立ちやすいので、カラードのものより入浴回数を増やす。

性格
運動

主人が喜ぶことは何でもし、全身全霊で忠誠を捧げることを信条にしている。根っからの人間好きで、はじめての人とも仲良くなれる。しかし、ほかのペットと一緒にするのは禁物。大喧嘩をして不幸な結果を招く可能性がある。また、この犬は自分の意志で行動しているときは目的のものからは決して引き下がらない。人にとっても恐ろしい敵になりかねない。しっかりとした訓練と安全なハンドリングを確実に行える人でなければ、この犬はおすすめしない。

リードをつけての散歩か、塀のある安全な庭でリードから放して遊ばせる。常に細心の注意をはらい、ほかの犬たちと喧嘩しないように監督しなければならない。