ベルジアンヘアーラビット

ウサギ目 ウサギ科 アナウサギ属(家畜化イエウサギ)
ベルギー
約45~60cm
約45~60cm
約2.7~4.1kg
約2.7~4.1kg
5~10年 最長:13~15年
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:ウサギ専用フード・牧草 副食:野菜(小松菜・ニンジン・キャベツなど)・果物(リンゴなど)

起源はベルギーのフランダース地方といわれている。18世紀前半、フランスではベルジアンラビットヘアーと呼ばれており、ノウサギ(ヘアー)との交配種とされていたが、もちろん純然たるアナウサギである。19世紀中ごろにはイギリスで、ノウサギのような外見をもつウサギとして作り上げられた。 体は細長く、首筋から尾にかけて美しいアーチ型をしている。お腹は引き締まり、体のどの部分も筋肉で引き締まっている。 毛色はレッド(タンまたはチェスナットシェイド)。

食事(野生下)

ほぼ完全な草食性/草・果物・ごく少量の動物性たんぱく質など

なれやすさ★★★★☆
飼育のしやすさ★★★★☆

好奇心旺盛であまり人を怖がらない。聴覚・臭覚が発達しているため、名前を呼んでからエサやおやつを与えることを繰り返すと、呼ぶと来るようになったりする。なれてくると頭をなでると喜んだり、催促したりする姿がとても愛らしい。甘えん坊で感情表現豊かなところも魅力である。自己主張が強い種類といえるかもしれない。この種類のオスは、人の後をついてまわり、かなりなれることが多いが、その反面、多頭飼いをするとスプレーすることがあるので注意が必要である。 中には神経質な個体もいるので、スキンシップをするときには決して攻撃的な態度ではなく、やさしく接して、徐々にならしていってほしい。

広く大きなケージで飼育する。基本的な飼育は他種のウサギ同様だが、この種は体重のわりに骨が細いため骨折などの注意が必要である。また、網スノコ・木製スノコを使っての飼育は、飛節びらんなどの脚に関わる病気にも注意すること。ベビーはデリケートなため飼育には少々コツがいる。飼育はじめは、触りすぎたり長時間遊ばせたりすると、急激な体力消耗やストレスで体調を崩しやすい。よって過度な運動やスキンシップは避け、成長とともに徐々に段階を踏んで接すること。適温はベビーで26~27℃、ヤング&アダルトで20~25℃。湿度は40~60%で保ってあげてほしい。意外に運動はしないので、肥満を防止するためにもバランスのよい食事を心がけよう。

おすすめ度★★★★☆

大きくてしなやかな体がとても魅力的。野生的な外見なので、ほかのウサギと違った楽しみがある。長毛種に比べ、ブラッシングの手間が少なくてよいのも魅力のひとつである。