メキシコサラマンダー(ウーパールーパー)

有尾目 イモリ亜科 マルクチサラマンダー科
メキシコ
ソチミルコ湖
18~25cm
18~25cm
3~8年 (変態した個体:約5年)
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

魚、ミミズ、アカムシ、レバーなど

かつてこのペットは、“ウーパールーパー”と呼ばれ一世を風靡した。“メキシコサラマンダー”に聞き覚えがないかたでも、その名を聞けば思い出せるはず。もともとウーパールーパーとはペットとしての愛称のようなもの。“アホロートル”とも呼ばれているが、それは種類を表す名前ではなく、この種が幼生の姿のまま性成熟した状態のことを指す。特徴はエラの部分にある、イソギンチャクのようなヒダである。野生では、流れがない暗い環境に生息しており、目が退化したためほとんど見えない。 アルビノや不完全アルビノ、イエローなどのカラーが多く知られ、もともと実験動物として多く出回っていたが、近年においては野生個体は減少してきている。基本的に一生水の中で過ごすが、万が一変態※したときは完全に陸上生活となりる。 ※オタマジャクシがカエルになるように、成長する過程で体形や性質が変わること。

食事(野生下)

小魚など

なれやすさ★★☆☆☆
飼育のしやすさ★★★☆☆

基本的に熱帯魚のように観賞用のペット。 環境になれると、食事の時間を覚えて寄って来るようになり、そわそわと興奮した動きを見せるようになる。

ツメガエルなどの両生類と同じく、アクアリウムでの飼育となる。適温は15~25℃で、冬場はヒーターなどで保温する。水質が悪くなると体調を崩しやすくなるため、水替えはこまめに行うこと。敷き砂利は、エサと同時に飲み込む危険性があるため、基本的に必要ない。また、頻繁に水替えを行う場合、砂利がないほうが掃除しやすい。

おすすめ度★★★★★

点で描いたような小さな離れてついた目、大きく横に広がった口、ひらひらと揺らめくエラがなんといってもコミカルなペット。笑ったような顔つきで、食事の時間になるとアピールしてくる様はなんともいえない可愛らしさである。