ミニレッキス

ウサギ目 ウサギ科 アナウサギ属(家畜カイウサギ)
アメリカ
約35cm
約35cm
約1.8kg
約1.9kg
5~10年 最長:13~15年
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:ウサギ専用フード・牧草 副食:野菜(小松菜・ニンジン・キャベツなど)・果物(リンゴなど)

全身が光沢のあるベルベット(ビロード)状の密度の濃い短毛でおおわれ、バランスのとれた筋肉質な体形が特徴。カラーバリエーションも豊富で、ブラック・ブルー・ライラック・キャスター・チョコレートなどさまざまである。レッキス種はほかの品種と違い髭が少し退化しており、この特徴は短毛で美しい毛並みを重視し改良されたためと考えられる。86年のARBAで披露され、88年に認められた比較的新しい種類。ノーマルタイプの入手は比較的簡単だが、ショータイプは困難である。繁殖期は通年であり、1度の出産で1~10匹(平均6~8匹)の子供を産む。夏場は母子ともに負担がかかるため繁殖は避けたほうがよい。

アドバイス

足裏の毛に厚みがなく飛節びらんになりやすいため、足場が安定したスノコや床材を使用するとよい。

なれやすさ★★★★★
飼育のしやすさ★★★★☆

スタンダードタイプより若干気が強いともいわれるが、神経質な個体は少なく全体的に穏やかな性格が多い。聴覚・臭覚が発達しているため、名前を呼んでからエサやおやつを与えることを繰り返すと、呼ぶと来るようになったりする。なれてくると頭をなでると喜んだり、催促したりする姿がとても愛らしい。甘えん坊で感情表現豊かなところも魅力である。

基本的な飼育は他種のウサギ同様だが、この種は中型で足裏が繊細なため、網スノコ・木製スノコを使っての飼育は、飛節びらんなどの脚に関わる病気に注意すること。ベビーはデリケートなため飼育には少々コツがいる。飼育はじめは、触りすぎたり長時間遊ばせたりすると、急激な体力消耗やストレスで体調を崩しやすい。よって過度な運動やスキンシップは避け、成長とともに徐々に段階を踏んで接すること。適温はベビーで26~27℃、ヤング&アダルトで20~25℃。湿度は40~60%で保ってあげてほしい。食欲旺盛で食べる量も多く、肥満を防止するためにもバランスのよい食事を心がけよう。

おすすめ度★★★★☆

見た目の可愛らしさ以外にも、ビロードのような手触りが、ほかのウサギにはない特徴で非常に人気がある。スタンダードのレッキスより小型化され飼育しやすく、短毛種で抜け毛も少ないため、ブラッシングの手間が少なくてすむところも魅力のひとつである。カラーバリエーション豊かなので、気に入ったカラーを選ぶ楽しみもある。