ヒメハリテンレック

食虫目 テンレック科 テンレック亜科 ヒメハリテンレック属
マダガスカル南部~南西部の乾燥地帯(半樹上性)
14~18cm(尾長含む)
14~18cm(尾長含む)
110~250g
110~250g
10~13年
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:ハリネズミ用フード(またはフェレットフードをふやかしたもの) 副食:果物(オレンジ、リンゴなど)、昆虫ゼリー、ミルワーム(2~3日に1回)など

テンレックの仲間は世界中でマダガスカルにしか生息しない珍しい種類で、ヒメハリテンレックの外見はハリネズミに似ている。体にあるトゲは、ヨツユビハリネズミほどかたくない。外見とはうらはらに、半樹上性の動物である。1回の出産で平均15匹の子供を産むという、哺乳類の中で1番多い育児数の動物である。

食事(野生下)

昆虫などの無脊椎動物、小さなトカゲ、鳥のヒナなど

なれやすさ★★★☆☆
飼育のしやすさ★★★☆☆

非常におとなしく臆病な個体が多く、過度にストレスをかけると体調を崩す恐れがあり、ゆっくり時間をかけて飼育してゆく必要がある。おどかしたりせず徐々に接していくと、手に乗ったり触れあえるようになり、人なれする個体も多いようだ。

寒さに弱いので、冬場にはペットヒーターを使うなど、保温に十分気を付ける必要がある。半樹上生活の習性があるため、飼育環境も登り木などを設置してあげるとよい。食虫目ではあるが、飼育下では市販のハリネズミ用フード、これが売っていなければ、高品質の犬猫用フードやフェレットフードなどを主食として与えるのが主流のようである。ドライフードの場合は必ずふやかして与えること。床材にはコーンでできたものがあるのでそれを使用するとよい。なければ牧草を床材にしてもよいだろう。

おすすめ度★★★☆☆

ペットショップでよく見かけるヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)に似ているが、もっと小型の動物で、背面の針もそれほどかたくない。のんびりとしているが、野生では半樹上性で木登りも得意である。