ピグミージェルボア

ネズミ目 トビネズミ科(1属1種)
パキスタン・アフガニスタン
パキスタン南部、バルチスタン地方
3.6~4.7cm
3.6~4.7cm
3.2~3.5g
3.8~4.1g
約3年(正確なデータは不明)
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:小鳥用混合フード(種子類:粟、麻の実、カナリーシード、エゴマ、キビ、菜種、ヒマワリの種など) 副食:牧草、野菜(小松菜など)、動物性たんぱく質(ささみ、ミルワームなど)

ピグミージェルボアは、一般的に“バルチスタンコミミトビネズミ”を指す。ユニークな見た目と可愛らしさから、ペットとして輸入されるようになった。流通してからまだ浅いこともあり、詳しい生態や飼育方法などが、はっきり確立されていないようだ。成熟個体でも500円玉サイズの小さな体に、とても長い尾と脚が特徴で、ジェルボアとはアラビア語で “Yerbo(大きな脚)”という意味である。野生は、季節によって温度差が激しい砂漠地帯に生息している。 夜行性の動物で、日中は仰向けなり無防備な姿で寝るため、その寝相から死んでいると思われてしまう場合がある。

食事(野生下)

雑食性/種子、草木、小さな昆虫の幼虫など

なれやすさ★★☆☆☆
飼育のしやすさ★★☆☆☆

とても小さいため、スキンシップをとるよりも、可愛らしい姿や行動を鑑賞する動物である。警戒心や攻撃性は弱いが、無理に触ったりすることはストレス・体力消耗につながるため、落ちついた環境で静かに飼育しよう。

まだ飼育方法がはっきりと確立されておらず、簡単ではない。野生では単独生活と考えられ、相性が合わない個体はケンカをしたり共食いする場合もあるため、複数より単独飼育が無難といえる。飼育環境は野性の状態に近づけるため、多少、日中と夜間の温度差をつけるとよい。食事は偏食しないようバランスよく与える。夜行性で日中は寝ており、その寝姿がまるで死んでいるように見えるため、頻繁に起こしてしまうケースが多い。ストレスや体力消耗につながるため、日中はそっとしておいてあげよう。

おすすめ度★★★☆☆

驚いてしまうくらい、小さく可愛いトビネズミ。近年、一躍人気ものとなった種類である。飼育は少々難しく、詳しいデータが少ない。長距離の輸送で体力を消耗している個体も多いので、購入する際の状態を十分チェックするようにしよう。