マスクゼンマイトカゲ

有鱗目 トカゲ亜目 イグアナ科
西インド諸島(ヒスパニオラ島)
6~11cm(尾は含まず)
6~11cm(尾は含まず)
9~17cm
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

昆虫(コオロギ・ジャイアントミールワーム・セミ・バッタなど)

有名なグリーンイグアナと同じイグアナ科の小型のトカゲ。マスクゼンマイトカゲという名前は、顔にマスクのような黒い模様があるということと、危険を感じて逃げるとき、ゼンマイのように尾を巻くことから由来している。“ジュエルドカーリーテール”という名で呼ばれることもある。ゼンマイトカゲの中でも美しいカラーが特徴で、赤色の模様に後ろ足がグリーン系の色をしており、メスはオスより地味な色をしている。幼体は色味がはっきりしていないため、オスとメスの判断は難しい。 自然界では森林で樹上生活をする昼行性のトカゲである。縄張り争いが激しく、負けた個体はエサを食べなくなり弱って死んでしまうことがある。野生では気性が荒いといわれることもあるが、基本的には臆病な性格が多い。

食事(野生下)
アドバイス

昆虫類

縄張り争いが激しいため、同じケージで2匹以上の飼育をすると負けてしまった個体が死んでしまう場合もあるため注意。基本的に単独飼育が望ましい。

なれやすさ★★☆☆☆
飼育のしやすさ★★★☆☆

臆病な性格で、基本的に見て楽しむ動物である。昼行性で活発なため、観察がメインでも十分魅力的である。環境や飼育者になれるまでは、無理にスキンシップを図ることは避けよう。驚かせないよう徐々に接していけば、環境にも飼い主にも馴染み、エサを与えるときなどは逃げなくなる。

飼育設備を整え、適切な温度管理を心がける必要がある。温度は25~30℃前後をキープし、日中はホットスポットで35℃程度に温める。また、殺菌作用・温度を上げる・ビタミンを合成するなどのために紫外線が必要なため、日光浴や紫外線ライトを設けること。臆病なので、ストレスの少ない安定した環境を整えてあげることも大切である。

おすすめ度★★★☆☆

名前の通り、マスクのような模様が特徴の美しいトカゲ。比較的小型でスペースも取らないため、トカゲ好きのかたには魅力的である。尻尾を巻いている姿はほかのトカゲにはない面白さである。臆病な面があるため、静かに飼育してあげてほしい。