コキンチョウ

スズメ目 カエデチョウ科 コキンチョウ属
オーストラリア
約13cm
約13cm
約23g
約23g
5~6年
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:フィンチ専用混合フード 副食:野菜(小松菜・チンゲン菜など)

コキンチョウ(学名:Chloebia gouldiae/英名:Gouldian finch)はオーストラリアフィンチ類の中で最も色鮮やかな種類で漢字では「胡錦鳥」と書く。頭部の色が赤い種は“アカコキン”、黒は“クロコキン”、黄は“キコキン”と呼ばれている。 3種類それぞれの色変わりも存在するため、色合いが鮮やかでカラフルな鳥である。尾の羽の先が二股に分かれているのも特徴。「チッチッ」「ピーヨ」といった鳴き声でさえずりをする。生息地はオーストラリアの北部から北西部。野焼きなどによる生息地の破壊や、乱獲、外来種のダニによる感染症などにより生息数が減りつつあり1986年には野生種の捕獲が禁止されている。

食事(野生下)
アドバイス

種子類などの穀物食

コキンチョウはダニが寄生しやすい品種ともいわれ気管や気嚢、肺にダニが寄生して呼吸器の異常を起こすリスクがある。「カチッ」「ヒュッ」「クッ」「プチプチ」 といった異常な呼吸音があった場合すぐに鳥類専門の動物病院で診てもらい念のため定期的に病院で検査を受けておくと良い。

なれやすさ★★★★★
飼育のしやすさ★★★★★

コキンチョウのヒナはほとんどショップに出回ることがなく、成鳥から手のりにすることも難しい。人間に対して臆病な性格の個体が多いため、無理に触ったりすることは鳥にストレスを与えるばかりでなく、体力消耗にもつながる。よって、静かに色や動きを楽しむ観賞用の鳥といえる。繁殖に成功すれば、ヒナから育てることで手のりになる個体もいる。

オーストラリアフィンチ類は寒さに弱いため、秋口の朝晩や冬、春先の朝晩などにはペットヒーターを用意し、室温を25℃前後に保温しておくこと。ケージにはエサ入れ・水入れに加えて、休息や食事の場所になる止まり木を設置する。繁殖させる場合、自分で子育てをしない親鳥に関しては、子育ての上手な十姉妹(じゅうしまつ)を仮母にするケースが多い。また繁殖させるためには、巣箱を用意する必要もある。

おすすめ度★★★★★

羽色が鮮やかで、色合いのバリエーションも多彩。パステル系のカラーも多く、観賞用として申し分ない美しさである。ほかの一般的なフィンチと基本的な飼育方法は同じだが、少々飼育難易度が高いといわれている。