パールドワーフハムスター

ゲッ歯目 ネズミ亜目 ネズミ科 キヌゲネズミ亜科 ヒメキヌゲネズミ属
ジャンガリアンハムスターの人工改良種のため、基本的に野生では存在していない。
7~12cm
6~11cm
35~45g
30~40g
2~2年半
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:市販のハムスター専用フード 副食:野菜(小松菜・キャベツ・ニンジンなど)・果物(リンゴなど)・動物性たんぱく質(チーズ・煮干しなど)

ジャンガリアンハムスターの改良種。透き通った白い体色に、背中にグレー~黒のラインが入っている。そのラインが無く、真っ白な個体を“スノーホワイト”と呼び、パールドワーフ同様人気種である。ゴールデンハムスターと違い、足の裏と尾が毛でおおわれていることも特徴のひとつである。成長に応じて、多少体色が変化する場合がある。繁殖は通年であり、1度の出産で1~9匹(平均5匹)の子供を産む。ジャンガリアンハムスター同様、食性は穀物・草食傾向の強い雑食性。

なれやすさ★★★★★
飼育のしやすさ★★★★★

比較的おとなしい個体が多く、人慣れしやすいといえる。はじめは臆病で警戒心の強い性格の個体も多いため、急に触ったりびっくりさせたりすることは避け、手からエサを与えるなど軽いスキンシップからはじめること。視力はあまり発達していないため、ハムスターを持ち上げたり触ったりする場合は、いきなりつかんだりすると攻撃されると思い、暴れたり怯えたりしてしまうので、必ず声をかけてから両手で下から包み込むようにするとよい。それでも嫌がっているようであれば一旦落ちつかせてから再チャレンジし、恐怖感をもたせないような接し方を徐々に繰り返すようにしよう。

基本的な飼育方法はジャンガリアンハムスターと同じである。小動物の中でも飼育が簡単で、飼育スペースも少なくてすむので非常に飼いやすいといえる。同じケージ内の複数飼育は、気が合わないとケンカをすることが多いので単独飼育がおすすめ。おしっこは、ケージの4つ角いずれかにする習性があるため、うまく指導すれば掃除も簡単になる。体も小さく寒さに弱い面があるので、ハムスターの体に負担をかけないためにも、20℃を下回る季節は、巣材用の綿やハムスター専用ヒーターなどで、保温対策を十分に行ってあげること。(気温が10℃を下回ると冬眠状態に入ってしまい弱って死に至る場合もあるので注意すること)

おすすめ度★★★★★

小さな仕草が可愛いらしく、おっとりでチョコチョコした動きが、飼い主を穏やかな気持ちにし、癒してくれる。体色が個体ごとに微妙に違い、グレーがかった白から純白に近い白などさまざま。また、体色は個体によって、季節や年齢によっても違いが出てくることもある。