ギラファノコギリクワガタ

甲虫目 クワガタ科
インド・ネパール、ブータン、ミャンマー、タイ、ラオスなど
52~118mm
34~52mm
成虫:約12ヶ月
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

昆虫ゼリー、蜜など

大顎が湾曲しておらず、体も黒一色。仲間を含め、アジアに広く生息している。顎は非常に長く、先端は曲がっているのが特徴。そのほかに、顎・内歯の形が違う亜種が存在する。非常に大型になる有名な種類で、100mm以上になる個体もいる。その中でもフローレス島産の亜種が最も大きくなり、迫力がある。

食事(野生下)

樹液

なれやすさ★☆☆☆☆
飼育のしやすさ★★★☆☆

基本的には人になつく動物ではないため、見て楽しむ観賞用の生き物である。性格的には、とても大人しいクワガタで、顎が長いため、はさむ力は強くない。しかし、お子様が扱う際には、注意しよう。

神経質で寿命が短く、オスよりメスのほうがやや弱いため、こまめなメンテナンスを必要とする。ややコツがいるため、飼育難易度は中級クラスのクワガタ虫である。 1. 温度管理をきちんと行う。夏場は気温が28℃以上になる場所には置かない。適温は15~28℃。飼育用ケースは直射日光が当たる場所、強い風が当たる場所、乾燥するような場所に置くことは避ける。 2. 飼育用ケース内には1匹ずつ入れる。繁殖を目的としているならば、オスとメスを一緒に入れてもよいが、相性が悪いとケンカをしてしまうので注意。 3. エサは絶対にきらさないよう注意が必要。昆虫類は常に食べ物を食べ続けている動物であるため、エサがきれてしまうことは大変危険。昆虫ゼリーは大きさにもよるが、大体1~2日くらいでなくなってしまうため、新しいものに替えてあげること。なお、腐りやすいため、2~3日たってゼリーが残っていても、新しいものに替えよう。 床材には市販のクヌギマットなどを霧吹きなどで湿らせて使用し、深めの飼育ケースに深く敷きつめること。マットは湿らせすぎると、ダニ発生の原因になるため注意。(マットを握って水が出るのは湿らせすぎ)マットが乾いてきたら、また霧吹きで湿らせる。マットは定期的に取り替えること。

おすすめ度★★★☆☆

成虫は丈夫であるが、メスがやや弱いので注意する。比較的値段が安価なので、一風違ったクワガタ虫を飼育してみたいかたに向いている。世界最大、最長のクワガタなので、とても見栄えのする種である。サイズには幅があり、色々な個体と比べて大きなものを選ぶとよい。