ナナクサインコ

オウム目 インコ科 ヒラオインコ属
オーストラリア、タスマニア
30~33cm
30~33cm
100~125g
100~125g
約13cm
約15年
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:中型インコ専用混合フード 副食:野菜(小松菜・チンゲン菜・ブロッコリー・ニンジンなど)・果物(リンゴなど)

赤・黄を中心に青・緑などが入ったカラフルな体色と、背中のウロコ模様が特徴の中型インコ。カラーも豊富でシナモン、ルチノー、レッドなど、たくさんの色変わりが作出されている。ナナクサインコの仲間には、キセナナクサなどの、より鮮やかな体色をしている亜種が存在し、ナナクサインコによく似ているが、背中の黄色部分が濃くはっきりしている。クサインコ系のパラキートには尾羽に特徴があり、中心と左右の羽の重なりが少ないため、セキセイインコなどのように尾羽が先細のインコに比べて幅広である(ブロードテイルと呼ばれる)。外見での雌雄の判断はつきにくいが、オスはメスよりもメリハリのある鮮やかな体色をしている。寒さにも比較的強く、丈夫で飼育しやすいといえるが、多少神経質な性格であるため、落ちついた環境を整えてあげる必要がある。巣引きをする場合には、ヒナが成長すると次の巣引きをしようとする親に攻撃されてしまう場合があるため、自分でエサを食べられるようになったら、すぐ別々に飼育すること。

食事(野生下)

穀類・種子・果実・少量の昆虫など

なれやすさ★★★☆☆
飼育のしやすさ★★★☆☆

神経質で臆病な性格なので、ある程度成長した個体はなれさせるのに時間がかかる。ヒナの飼育はオカメインコなどの中型インコと同様、少し手間と技術が必要だが、自然とよくなつき手のりになる。ほかのパラキートの中でも非常に美しい種類のため、観賞メインの飼育でも十分見ごたえのある鳥である。

ある程度成長した個体は寒さにも強く丈夫である。環境を整えてあげれば日本でも屋外飼育が可能。体に合わない小さなケージで飼育すると、尾羽が裂けたりストレスを与えてしまったりすることがあるため、ケージは面積・高さともに大きめのものを用意するとよい。食事は中型インコ用混合フードを中心に、果物や野菜もバランスよく与えること。

おすすめ度★★★☆☆

クサインコ系の中でも羽色が非常に美しく、丈夫で飼育しやすいため世界中から愛されるパラキートである。神経質な性格が多いため、落ちつく環境でゆっくり時間をかけて接してあげたい。飼育当初は環境に馴染むまでそっとしておいてあげよう。