ギリシャリクガメ

カメ目 リクガメ科 チチュウカイリクガメ属
北アフリカ、ヨーロッパ南西部
25~30cm
25~30cm
2.4~3.8kg
2.4~3.8kg
30~50年
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:リクガメフード 副食:野菜(小松菜・キャベツ・トマトなど)・果物(リンゴ・バナナなど) ※キャベツ・ブロッコリー等の野菜には甲状腺誘発物質である[ゴイトロゲン]を含む。

このリクガメは、野生や養殖個体の成体~幼体まで幅広く流通しており、模様のバリエーションも豊富。その模様が“ギリシャ織”に似ていることからこの名前がついた。“ヘルマンリクガメ”に外見がよく似ているが、尾の下の甲板がヘルマンリクガメは2つに分かれているのに対して、ギリシャリクガメは分かれていないことで判別できる。また、ギリシャには脚の付け根に蹴爪状の鱗がある。 野生では南アフリカやトルコといった地中海南東地域の広範囲に分布し、主に乾燥地帯を好んで生息している。たくさんの亜種が存在し、代表的な種類にはニコルスキー、アナムール、アルメニア、ムーア、アラブ、イラン、トルコなどがある。

食事(野生下)
アドバイス

草食性/草・木の芽・花・果物など (少量の動物性たんぱく質)

基本的に理想とする食事内容としては、低蛋白高繊維質で与えることが望ましい。 対象食物は、小松菜・チンゲイサイ・ダイコンの葉・タンポポ・温州ミカン・ポンカン・ウチワサボテン・アロエ・オオバコ等をバランスよく与える。また、人工フードをはじめ、トマト・リンゴ・バナナ・クローバー・枝豆の葉・カブ・パセリ等を補助的に与えることにより、飼育下において比較的限定されてしまう食物の種類を増やすことができる。

なれやすさ★★★★★
飼育のしやすさ★★★★★

カメに負担をかけずにゆっくり飼育していくと、飼育者の顔を覚えてくれる。手からエサを与えるなど、軽いスキンシップを続けると、自然と慣れてくる個体が多い。基本的には行動や成長過程を見て楽しむ観賞向きなので、ゆっくり飼育してあげられる人におすすめ。

比較的丈夫で飼育しやすい種類。幼体に関してはデリケートなため、温度・食事管理が重要となる。また、脱水や蒸れにも注意が必要。食事は野菜・果物などに、栄養剤を添加した植物質を中心に与える。幼体の頃は特に、動物質のものを多く摂ると栄養障害を引き起こす場合があるため、量を控えめにするとよい。やや強い紫外線を必要とし、照射時間は約8時間程度。 適温:24~27℃(幼体はやや高め)

おすすめ度★★★★★

丸く盛り上がった甲羅がかわいらしく、ロシアリクガメ(ヨツユビリクガメ)に並んで人気がある。リクガメの中では比較的丈夫で育てやすいことから、初心者にもおすすめできる種類といえる。基本は草食性のリクガメで、食事をもりもりよく食べる姿を見ていると、とっても心が和む癒し系。