カナディアンフェレット

食肉目 イタチ科 イタチ属
カナダ、バンクーバー
30~40cm
30~40cm
約2kg
約1kg
4~8年
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:フェレット専用フード

フェレットはイタチを長い年月かけて飼い慣らしたといわれている種類で、イタチ科の仲間にはスカンクやラッコなどが存在する。以前はネズミ捕りなどで活躍していた動物だが、とても遊び好きで、愛嬌がある動物であるため、現在はコンパニオンアニマルとして人気が高い。イタチ科であるため、臭腺から強いニオイを発するが、現在ペットショップで販売されているフェレットたちは、飼育しやすいように臭腺を取ってしまっている(=スーパーフェレット)。小動物の中でも特に人気が高く、今日ではリードをつけてお散歩している人も見かけるようになった程。食性は肉食性で、ごく少量の果物なども食べる。食欲旺盛なので、食事の種類は栄養のバランスを考えて与える必要がある。飼育下ではフェレット専用フードが1番好ましい。繁殖期は通年で1度の出産に1~15匹(平均6~9匹)の子供を産む。フェレットの種類には、他にもパスバレー、マーシャル、アンゴラ、ニュージーランドなどが存在する。昔はカラーバリエーションが比較的少なかったようだが、現在ではセーブル、ライトセーブル、バタースコッチ、シナモン、シャンパン、アルビノ、シルバー系、パンダなど、多数のカラーが出ている。

食事(野生下)
アドバイス

肉食性/小動物など

基本的にショップで販売している個体は、去勢・避妊済みの個体が多いので繁殖はできない。オスとメスの判別は、腹部におちんちん(へそのような凹凸)が有るか無いかで判断する。最初はかみ癖がある個体もいるので、徐々にしつけを行うこと。ジステンパーワクチンの接種前や直後は、抵抗力が不安定なため、他のフェレットとの接触やシャンプー、野外での散歩などは避け、静かに飼育してあげよう。

なれやすさ★★★★★
飼育のしやすさ★★★★★

人なつっこく遊び好きな性格で、一緒に遊んであげたい方に最適。おもちゃなどを使って遊んであげると一緒に楽しめ、フェレットの運動やストレス解消にもなる。はじめはかみ癖があるため、根気よくしつけていく必要がある。他のファームのフェレットに比べてヤンチャな個体が多いようだ。

フェレットは小動物の中では比較的丈夫で飼育しやすいといえる。しかし暑さに弱いため夏場の温度管理には十分気を付け、28℃以上にならないよう注意すること。ベビーの個体は特に、ジステンパーなどの伝染病にかかる場合がある動物なので、感染を防ぐためワクチン接種をする必要がある。ジステンパーはフェレットに感染すると高い確率で死に至るケースが多いので、飼い主が責任をもって予防接種をしてあげること。

おすすめ度★★★★★

フェレットは小動物の中でも丈夫な種類で楽しんで飼育できるため、さまざまな年齢層に人気がある。きちんとしたしつけを行えば、リードを付けての野外散歩や運動も可能。一緒に遊んだり、シャンプーをしてあげたりと、幅広くコミュニケーションをとることができるのも魅力のひとつといえるだろう。