オカヤドカリ

十脚目 オカヤドカリ科 オカヤドカリ属
沖縄県
沖縄県、和歌山県以南の海岸地域、マングローブ林
2~7cm
2~7cm
7cmサイズ:約25g(貝殻を含む)
7cmサイズ:約25g(貝殻を含む)
15~30年 飼育下:7~10年
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食(エサ):ザリガニ(ヤドカリ)専用フード(固形フードをふやかしたもの)魚類(アジ、サンマ、イワシなど) 副食:野菜(サツマイモ、ニンジン、レタス、トウモロコシなど)、果物(リンゴ、ナシ、カキなど)など

ヤドカリは背骨のない無脊椎動物に分類され、脱皮を繰り返して成長し、成長とともに背負っている殻も宿替えします。 水棲ヤドカリと同じように卵から稚ヤドカリまでの期間を海中で生活していますが脱皮することでヤドカリの姿になり陸上へ生活範囲を拡げる陸生のヤドカリです。 水棲ヤドカリと比べて足やハサミが太く頑丈という特徴もあります。 日本には“ムラサキオカヤドカリ”“コムラサキオカヤドカリ”“ナキオカヤドカリ”“オオナキオカヤドカリ”“サキシマオカヤドカリ”などの種類が生息しており、ハサミや眼柄の違いによって種類分けされている。 日本に生息するオカヤドカリ生体は、現在では全て天然記念物に指定され個体の採集は禁止されています。 ペットショップで販売しているオカヤドカリは国から特別に許可を得た採集業者が採集しており、それらを飼育することは違法ではありません。

食事(野生下)

雑食性/野菜、穀物、魚、肉、果実など

なれやすさ★☆☆☆☆
飼育のしやすさ★★★★☆

人になれるというより、観賞して楽しむタイプの動物です。 触り過ぎたり過度な衝撃を与えると弱ってしまうことがあるので、静かに飼育してあげましょう。

飼育自体は難しくないが、温度・湿度の管理は重要です。 暖かい地域に生息している動物であるため寒さには弱い。冬季に気温が15度前後を下回る場合は、爬虫類用のヒーターなどを使用して保温してあげましょう。 また、オカヤドカリは高い湿気を好まないため、敷き砂は適度に湿らすか、乾燥した状態で水場を作ってあげましょう。ただし水場も深いものは避けたほうがよいでしょう。 オカヤドカリなどの無脊椎動物は殺虫剤などの薬品にとても弱く、最悪の場合死んでしまう恐れがあるため使用する場合はオカヤドカリがいない部屋で使うなど十分注意しましょう。
◆飼育に必要な用品は以下のようなものがあります。飼育の際はショップで選び用意するのがよいでしょう。
 必要なグッズの例
 ◆水槽 ◆蓋 ◆ヒーター ◆隠れ家・シェルター ◆床材・敷材 ◆餌皿 ◆水入れ ◆貝殻 ◆流木 など

おすすめ度★★★★☆

毎年夏になるとペットとして出回る人気者で、貝殻を背負った姿がとても愛らしいオカヤドカリ。 気軽に飼育が始められますし小さいカラダですが長寿なので、きちんとした飼育を行えば長い間飼育が楽しめます。