エンゼルフィッシュ

軟骨魚類網 スズキ目 スズキ亜目 カワスズメ科(シクリッド科)
ギアナ高地、アマゾン川流域
10~15cm ひれの背~腹先:約30cm
10~15cm ひれの背~腹先:約30cm
約4年
弱酸性~中性
22~28℃
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:エンゼルフィッシュ用人工フード 副食:イトミミズ、小魚、アカムシなど

熱帯魚の中では非常に有名な種類で、ひし形の体に長いひれが特徴である。現在では色々な改良品種が出回っており、バリエーションに富んでいる。飼いやすく、繁殖に関しても相性のよいペアならば比較的簡単だが、品種改良が出回っているぶん、中には飼育が極端に難しい品種もいる。エンゼルフィッシュの中にも“アルタムエンゼル”“ブラジリアンエンゼル”などがいる。 繁殖も難しくなく、子育てをする習性があり、卵を一生懸命外敵から守ろうとする。

食事(野生下)
アドバイス

雑食性/甲殻類、小魚など

ネオンテトラなどの極小サイズ(口に入るサイズ)の小魚との混泳は、捕食してしまう危険性があるので不可能と思ったほうがよいだろう。また、縄張り意識が強いため、同じように縄張りをもつ魚との混泳も避けたほうがよい。

なれやすさ★★★☆☆
飼育のしやすさ★★★★☆

魚の中でも、飼い主の顔を覚えられる知能をもつといわれている種類。ときどき水槽の中から、こちらを見ているような仕草を見せることもある。環境に馴染むと、エサを与えるとき以外にも、人が近づくだけで寄ってくるようになる。

幼魚時代は比較的病気などに対して弱く、飼育が難しい。また、成長とともに、混泳している魚の大きさにも注意をしていかなければならないので、計画的な飼育をする必要がある。水質は、時間をかけて順応させればさほど気にせず飼育できるようになるが、原産国のアマゾンに近づけるため、ph6.5前後の弱酸性に保つようにするとよいだろう。

おすすめ度★★★★☆

幼魚のときは小さな水槽でも飼育は可能だが、思っている以上に大きくなる魚であるため、成長に合わせて中型の水槽が必要となる。現在はたくさんのバリエーションが改良され、価格も手ごろな個体から高価な原種まで、幅広く販売されていることから、気に入った種類を選ぶ楽しさがある。