アジアアロワナ

アロアナ目 アロワナ(オステオグロッサム)科 スクレロパゲス属
インドネシア、マレーシア
スマトラ、ボルネオ、マレー半島、インドネシア半島南部
50~90cm
50~90cm
10~20年
淡水(中性~弱酸性)
24~29℃
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

専用人工フード、小魚(金魚・メダカなど)、昆虫(コオロギ・ミルワーム)など

アロアナ界の“キング”と名高い美しい古代魚。グリーン、レッド、ゴールデン、イエロー、プラチナ、アルビノなど、たくさんの体色が存在する。成長すると約90cmにもなる体と、あごの下にある2本のヒゲが特徴。南米アロワナに比べて気性が荒いといわれており、2匹以上を同じ水槽で飼育すると激しいケンカをすることもある。 大きく長いカラだをバネにして、水面近くの昆虫をジャンプして捕まえるシーンは迫力があり、よくTVでも紹介されている。また、他のアロワナと同じく、オスがメスの産んだ卵を口の中で育てる“マウスブルーディング”をすることでも有名である。 産卵数が少なく、野生下では乱獲により生息数が減少したため、一時はワシントン条約によって保護種となった。中国では“龍魚(ホンロン)”と呼ばれ、幸運を呼ぶ魚とされている。

食事(野生下)

昆虫、甲殻類、魚類

なれやすさ★★★★★
飼育のしやすさ★★★★★

基本的に触れあうことはできないが、飼い主さんの顔を覚え、食事の際にはエサを求めて近寄ってくる。その姿はまさに、キングと呼ばれるにふさわしい迫力満点の観賞魚である。

丈夫で飼育は難しくないが、飼育下での繁殖は非常に難易度が高い。はじめは小さくても60~90cm水槽を用意する。その後、成長するに従って大きな水槽に変えてあげよう。水槽中でジャンプして飛び出すことがあり、飛び出して死んでしまう事故を防ぐためにも、水槽にはしっかりとフタと重しをすること。 アロワナは偏食傾向があり、生餌をたくさん与えてしまうと、人工フードを食べなくなる。選り好みしないようバランスのよい食事を心がけよう。

おすすめ度★★★★★

迫力のある体格と、金属のように輝く大きなウロコ、そして凛々しいアゴヒゲが魅力的な、アクアファン憧れの観賞魚。大きな水槽を準備するスペースがあれば飼育も難しくはない。大きく長寿であるため最後まで責任をもって育てよう。