アニマル図鑑(犬)詳細印刷用ページ
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ブルドッグ
Bulldog |
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04 |
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第2グループ |
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ピンシャー、シュナウザー、モロシアン・タイプ&スイスキャトルドッグ(番犬) |
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イギリス |
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30~40cm |
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25~30cm |
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30~40cm |
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約25kg |
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約23kg |
簡単な歴史・解説 |
特徴 |
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13世紀頃のイギリスにおいてブルドッグの祖先は、杭につながれている牛のところへ襲いかかり、鼻や耳、舌にかみつくブル・ベインティングというスポーツに参加させられていました。ブル・ベインティング用の闘牛犬として、幾世紀もかけて繁殖改良が続けられ、犬同士を闘わせるドッグ・ファイティング用の闘犬としても使役されるなど闘争心の強い犬種でした。しかし、これらのスポーツは非人道的であるとされ19世紀頃に禁止する法令が下されました。以降は番犬としての役割をこなしていましたが、一部の愛好家から、この犬種のもつ残忍性、闘争に必要な獰猛さを取り除かれ温厚な性格へと変わっていきました。また、その頃からヨーロッパで流行していたドッグショーに出場させる目的で外見上の特徴を大きく改良されることとなります。そして、ブルドッグは愛らしい姿へと変貌し現在でも人気の家庭犬となったのです。 |
肉付きがよく胴周りは太くがっしりした体格のブルドッグは、短足のため重心は低く、肩はカラダの上に乗って広く重厚感があります。頭から胸にかけて皮膚のたるみがあり二層の大きなしわがぶら下がっています。また、頭部は大きくなっており平たく短い鼻の上にはしわが頬まで垂れています。タンアップといわれる下顎が突き出し、しゃくれ上がった顔面をもち嚙み合わせは上顎より下顎が前に出ているアンダーショットとなっています。ローズイヤーといわれる耳が後方に向かってねじれたような特徴的な形をしており、尾は短く曲がりスクリュー状になっています。ブルドッグの被毛は短いスムースで表面はなめらかできめが細かいダブルコートです。 |
毛色 |
お手入れ |
ブリンドル、ソリッドのホワイト、レッド、フォーン、パイボールド(胴の白い地色上の不規則な黒い斑)。ブリンドルの場合、できればレッドが望ましいといわれ、ブラウン、レバーは好ましくないといわれています。 |
ブルドッグはダブルコートのため、抜け毛が比較的多いので定期的にラバーブラシや獣毛ブラシなどを使用してマッサージしながらブラッシングを行うとよいでしょう。ブルドッグは、しわの間に雑菌がたまりやすく皮膚炎を起こしやすいためしわを伸ばしながらこまめに拭き取る必要があります。唇が垂れ下がっているため日常的によだれが出ますので衛生保持のためにも顔周りに付着したよだれは随時拭き取って清潔にしていくことが大切です。シャンプーは月に1~2回を目安に行い、ボディータオルなどで全身を拭きながら健康チェックするなど日頃からケアが必要です。 |
性格 |
運動 |
人に大きな喜びを与える無邪気で甘えん坊な楽しい伴侶犬で怖そうな外見とは裏腹に、おっとりして温厚な性格をしています。優しく、落ち着きがあり、他のペットや子どもとも仲良くできる気さくで大きな器をもっており、闘争心は薄らいでいますが、頑固さや飼い主さんに対して忠実である気質はそのまま残っています。食べ物については独占欲が強い傾向があります。 ブルドッグはおっとりして、頑固なところがあるため、幼少期の頃から社会化を十分に経験させると成犬になった時によい影響を与えます。子犬の時期などの早い段階でしつけや訓練を行い主従関係はきちんと身につけさせる必要があり、根気強く繰り返したくさん褒めながらトレーニングを教えていきます。 |
運動は必要ですが、走ったり飛んだりなどの機敏な動きの運動は苦手です。ですが、運動不足による肥満はカラダに負担をかけてしまうので、朝と夕に2回30分~1時間程度のゆっくりとした散歩が望ましいです。ブルドッグは、短頭種のため体温調節が上手くできません。なので、散歩は早朝や夕暮れなど涼しい時間帯を選び、室内においても室温や湿度の調整は必要不可欠です。得に夏の間はブルドッグにとって厳しいシーズンとなりますので温度管理はとても重要です。 |