ファラオ・ハウンド

Pharoh Hound
04
第5グループ
 
スピッツ&プリミティブ・タイプ(スピッツタイプと原始タイプ)
マルタ
58~64cm
25~30cm
53~61cm
18~23kg
18~27kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

紀元前4000年の古代エジプト遺跡で、この犬に酷似した犬の絵画が残されていた。フェニキアの商人たちの手により、ゴゾ島やマルタ島、シシリー島に何頭かの犬が持ち込まれたといわれている。当時ゴゾ島の人々は“ラビット・ドッグ”と呼んでいた。1968年までにイギリスへ輸入されたのは、わずかに8頭で、その犬たちがイギリスのケンネルクラブで“ファラオ・ハウンド”として登録された。ファラオ・ハウンドがアメリカで公認されたのは1983年、ごく最近のことである。

ボディは長くほっそりとしており、腹部はわずかに巻き上がっている。平らで三角形の頭部、大きく高い位置に直立した耳、口吻は前頭部より長い。尾は長く、興奮したときはやや弓なりになるが、背中に巻き上げることはない。足先は猫の趾に似て小さく握っている。コートは短く光沢がある。眼色はアンバー、鼻鏡はピンクがかったブラウン。

毛色
お手入れ

やや濃いタン。尾の先端にホワイト、四肢の先と前胸部には星型のホワイトのマーキングが入る。前頭部の中央には、細いホワイトの線。

コートのお手入れは、粗い布で毎日短時間マッサージするか、ブラッシングだけでよい。

性格
運動

快活で性格はおとなしく、子供たちと仲良く遊ぶ。この犬は運動が大好きなので、飼育するには郊外の環境が理想で、飼い主は若い人が好ましい。この犬は狩猟本能を発揮し、ウサギや近所の猫などを追いかけて捕らえることがあるので、十分に注意が必要。アパートなどでの飼育は不適当である。

リードをつけての長時間の引き運動や、ときどき野外を駆けまわらせる運動も必要だ。