バーニーズ・マウンテン・ドッグ

Bernese Mountain Dog
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第2グループ
 
ピンシャー、シュナウザー、モロシアン・タイプ&スイスキャトルドッグ(番犬)
スイス
66~70cm
25~30cm
60~63cm
36~48kg
34~41kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

この犬種の歴史は、古代にまでさかのぼり、古代ローマ帝国がスイスに侵略した際にもち込まれた犬が祖先だといわれています。スイスのベルン地方で、家畜をまとめる牧羊犬や護衛犬、ミルクや乳製品、農産物などの輸送・運搬の際にそれらを積載した重い荷車を引く事などを仕事とし古い時代から活躍していました。1900年代頃では、ベルン州にあった旅館の名前からデュール・ペッヘラーという犬種名で、はじめてショーに出され、その後「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」と名称変更されました。「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」とは、スイスの都市“ベルン(Bern)”に由来し、ベルナー・ゼネンフント(ベルンの山犬)を英語読みしたことから、名付けられました。スイスでは非常に人気のある犬となり、アメリカでは牧羊犬や農作業の犬として流行しており、世界中で、護衛犬や家庭犬、伴侶犬として愛されています。

黒・白・茶のトライカラーでジェットブラック(漆黒)と称される長毛をもち、頬・四肢・目の上に赤褐色のリッチタン・マーキングが左右対称に存在し、胸部はホワイトマーキングがあります。被毛はダブルコートである為寒さに耐えることができます。骨量も豊かでがっしりしており、頑健で均整のとれた力強い体型をしています。山岳地方で重い荷車を引く使役犬としてため活躍していたので、全体の筋肉もよく発達しています。
頭部は平らで、わずかにシワがみられます。V字型をした耳は、少し前方に垂れており、眼はアーモンド型で色はヘーゼルかブラウンで優し気な印象を与えます。口吻は太く長く、嚙み合わせはシザース・バイトがほとんどです。尾は下方に垂れていて、つやのある鮮やかな被毛が特徴的です。

毛色
お手入れ

ブラック・トライカラー / ブラックラスト&ホワイト

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、上毛と下毛の二層になっている厚いダブルコートなので、換毛期には抜け毛が多くなります。そのため、毎日ブラッシングを行う必要があります。抜け毛をそのままにしておくと、毛玉の原因になり通気性が悪くなってしまい皮膚の疾患を引き起こしてしまう可能性があります。また、定期的なシャンプーはカラダを清潔に保つために重要となります。耳は垂れているため、蒸れてしまって汚れやすい状態です。耳内は清潔に保ちましょう。バーニーズ・マウンテン・ドッグは、寒い山岳部が原産地でありその寒さに耐えられる被毛をもつため、暑い時期は苦手としていますので快適に過ごせるように温度や湿度の調節は必須となります。

性格
運動

温和で従順な性格です。牧羊犬や護衛犬など使役犬として活躍した様に我慢強く落ち着きがあり、頭がよく規律正しくすることができます。飼い主さんとのふれあいをとても好むため甘えん坊でまた、寂しがり屋な部分もあります。一方で、自信過剰で怖い物知らずの一面があります。人見知りをすることもありますが、むやみやたら吠えず、ささいなことでは騒ぐことは少ないといえます。本来は作業犬であるが、誠実で人と友好的なバーニーズ・マウンテン・ドッグは家庭犬にも適しています。 基本的に温厚な性格の犬種だが、1歳で40キログラムほどの体重まで成長するため、しっかりとしつけないとコントロールが難しくなる。 やんちゃであっても「仕方ない…」と諦めないことが大切。何度でも同じことを根気強く教えてあげる。誰がリーダーなのかを子犬の頃から理解させることがしつけの鍵。

スイスの山岳地で活躍していた犬種のため、運動量が多く、朝夕2回、1時間以上の散歩が目安です。過度な運動は関節などに負担をかけてしまい痛めてしまう事があるので注意が必要です。運動不足は、肥満やストレスにも繋がりますので、毎日身体を動かす時間を作りましょう。また、バーニーズ・マウンテン・ドッグは、寒い山岳部で暮らしてきたため、暑さにはとても弱く涼しい時間帯を選ぶ必要があります。