ソフトコーテッド・ウィートン・テリア

Soft-coated Wheaten Terrier
03
第3グループ
 
テリア(小獣猟犬)
アイルランド
45~48cm
25~30cm
45~48cm
18~20kg
15~20kg
24307_ext_16_0.jpg

ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、アイルランドで200年以上にわたって暮らしてきた。アイルランド出身のほかのテリア種同様、この犬もあらゆる能力をもった牧羊犬として発展してきた。ケリー・ブルー・テリアの祖先をつくった犬と考えられている。この犬がアイルランドではじめて公認されたのは1937年。イングランドでは1943年に公認されている。ソフトコーテッド・ウィートン・テリアがはじめてアメリカの土を踏んだのは、1946年のことだが、アメリカン・ケンネル・クラブでは、1973年まで公認しなかった。

たくましい中サイズのテリア。ケリー・ブルー・テリアに非常によく似ているが、頭部はそれより広く、短い。耳はボタン状。小さな眼はヘーゼルかブラウン。尾は断尾する。コートはやわらかくウェーブがかかっている。耳のふさ毛は、普段から耳をトリムして除くが、トリミングはショー用のアウトラインをつくるときだけ行う。

毛色
お手入れ

明るいウィートンで、耳と口吻の色は濃いシェードでもよい。

コートを清潔に保ち、マットになってしまうのを防ぐために、グルーミングとコーミングは頻繁に行う必要がある。ブラッシングとコーミングは、少なくとも週に3回。良質な長い歯のスチールコームと、コートを剥ぎ取らないようなワイヤー製のスリッカーブラシを併用する。さらにコートを薄くするシンニング用のハサミを用い、プラッキングの代わりにトリミングを行うようにする。常に四肢の趾球の間に異物や小さなマットがないかをチェックし、衛生上の目的で尾の裏のコートを短くしておく。

性格
運動

ほかのテリア種に比べて、攻撃的な態度はあまり示さない穏やかで優しい犬。子供から大人まで年齢を問わず、ほかのペットとも仲良くなれるゆかいな性質の持ち主だ。エネルギッシュで警戒心が強いので、優秀な番犬にもなれる。まわりの人を喜ばせるのに熱心なので、訓練もしやすい。

リードをつけ、長い時間をかけて散歩するのが最適。これは、健康状態をよく保ち、飼い主と犬との親近感を高めるために欠かせない。散歩ができない場合は、塀で囲った庭に放す。この犬はフェッチ(獲物を取ってもどってくる)運動をする機会を与えてやれば大いに喜ぶ。