ジャーマン・ポインター

German Pointer
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第7グループ
 
ポインティング・ドッグ(鳥獣犬)
ドイツ
62~66cm
25~30cm
58~63cm
20~25kg
18~22kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

多くの犬種が猟犬として活躍してきたが、ジャーマン・ポインターはそれらに求められた条件を全てもっているといわれるほど優秀な猟犬。ショートヘアとワイヤーヘアがあり、ショートヘアのほうはジャーマン・バード・ドッグ、スパニッシュ・ポインターなどを土台につくり出されたといわれている。その結果、この犬種は全ての目的に対応できる、洗練されたポインターとなっている。頑丈で、追跡犬としても優秀。キジ・ウズラ・タヌキ・キツネなど、ときにはシカ猟などでも活躍している。
一方、ワイヤーヘアは、ジャーマン・ポインターのショートヘアをはじめとする多くの犬を交配し、1870年ごろドイツでつくり出されたといわれている。ショートヘアより、より広い用途に適した犬といえよう。例えば、豊富な眉毛はイバラなどの枝から目を守る働きをする。

ショートヘアは、胸深で背は平ら、肩甲骨はよく傾斜している。頭部は鋭角的。幅広く垂れさがった耳は目の延長線上まである。眼色はダークブラウン。口吻は大きく発達している。尾は断尾。指の間は水かきがついたような感じ。コートは短く、手で触れるとゴワゴワとしてかたい。
ワイヤーヘアは、体高より体長のほうがやや長い。短い背は、肩甲骨から尻のほうにかけてかなり傾斜している。鼻鏡は深いブラウン。ダブルコートで上毛はかたく針金状、下毛は冬に厚く、夏は薄くなる。眉・頬髭・口髭がかなりあるのも特徴のひとつ。

毛色
お手入れ

ショートヘア:レバーか、レバー&ホワイト、ブラック&ホワイト ワイヤーヘア:レバー&ホワイトかブラウンの頭部で、ほかの部分はレバー。また、そこにホワイトの小斑点が入ることもある。頭部・耳など、そのほかの点はショートヘアと同じ。

ショートヘアのコートは、週に2回ほど粗い布でこすってツヤを出す。 ワイヤーヘアの場合、普段はブラッシングでよいが、春にはアンダーコートが大量に抜けるため、念入りにコーミングすることが必要。

性格
運動

やや短気な面もあるが、友好的な伴侶犬となる。番犬にも最適。スポーティング・ドッグの中でもっともよくほえる。家畜類などに近づけるといたずらをする恐れがあるので、しっかりと飼い主の管理下におき、きちんとしつけることが大切だ。利口で従順であるため、猟犬以外にもコンパニオン・ドッグとしても十分に適用する犬で、子供を含む家族にも忠実である。

ショートヘア、ワイヤーヘアともに、かなりの運動量が必要である。活動的な犬なので、運動を十分にさせないと騒がしくなることもある。