オールド・イングリッシュ・シープドッグ

Old English Sheepdog
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第1グループ
 
シープドッグ&キャトルドッグ(牧畜・牧羊犬)
イギリス
60~61cm
25~30cm
53~58cm
29.5~41kg
29.5~41kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

外観はぬいぐるみのように愛らしいが、本来は重労働をする犬種であった。ハンターがしとめた獲物を素早く探して持ってきたり、はぐれた羊を探し出す役割をしていた。また、市場へ運ばれる家畜を追う役割も与えられていた。かつては家畜商の飼い犬には税金が課せられ、それを納入した証拠として、尾を切られる習慣があった。これがボブテールのいわれだ。元来、イギリス西部のハーディング・ドッグであるオールド・イングリッシュ・シープドッグだが、現在の姿になったのは今から約150年前のことで、比較的新しい犬種といえる。一時、この犬のすき毛は、イギリスでウールの衣類をつくるのに使われていたことがあったが、商業ベースにのるほどにはいたらず、長くは続かなかった。わが国では、通称“ムク犬”として、幅広く親しまれ、愛されている犬種である。

背中が非常に短く、強健な体つきをしている。モコモコしたコートから、ふくよかな印象を与えるが、体は引き締まっている。腰は肩の高さよりも高く、胸は厚く幅広い。場合により尾はとても短く断尾することがある。

毛色
お手入れ

グレーのあらゆるシェード、グリズル、ブルー、またはブルーマールで、ホワイトのマーキングのあるものとないものとがある。

ショー・ドッグの中には非常に長いコートの犬がいるが、ペットの場合は、もっと手入れのしやすい長さまでトリミングしているものが多い。やわらかいアンダーコートはホコリやゴミを集めやすく、毎日30分ほど入念にコーミングする。コーミングをしないと毛玉になってしまう。ブラッシングは尾から前方に向かってとかすように行う。汚れたときはシャンプーをする。

性格
運動

思いやりにあふれ愛情深いこの犬は、最高のペットといえる。年を重ねるにつれ、ますます家族になれ親しみ、番犬としても活躍する。

1日最低2回、毎日長時間かけて運動させる必要がある。