ウェルシュ・スプリンガ-・スパニエル

Welsh Springer Spaniel
03
第8グループ
 
レトリーバー、フラッシング・ドッグ&ウォーター・ドッグ(7グループ以外の鳥猟犬)
イギリス
約48cm
25~30cm
約46cm
約17kg
約15kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

イギリスのウェールズ地方で、400年以上も前から飼育されてきたといわれている。ウェールズでみられた古代の絵画や印刷物の中に、この犬によく似たレッド&ホワイトの毛色の犬が描かれていたことから、1000年以上も前から、スパニエルが存在していたことがわかる。ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、このスパニエルの系統であると考えられるが、耳の形や体型から、クランバー・スパニエルと在来のスパニエルによる混血という説もある。この犬種は、暑さ寒さから身を守ることができるため、世界中の異なった気候の国々に輸出され、インドやタイにまで広がっていった。19世紀末に、ドッグショーに登場したころは、ウェルシュ・コッカーと呼ばれていたが、1902年、現在の名前に改称された。
この犬種はアメリカではあまり知られていなかったが、最近は猟犬、愛玩犬としてポピュラーになった。

均整のとれたコンパクトな体型。イングリッシュ・スプリンガーよりやや胴が詰まっていた小型である。頑強な胴体は、長い四肢とよく調和がとれ、背は短くまっすぐ。ほどよい長さのドーム型の頭部は、明瞭なストップと四角ばった口吻をもつ。比較的小さい耳は頬にぴったりついていて、垂れ下がっている。眼色はヘーゼルか暗色。顎は長く、筋肉質ですっきりとしている。尾は全長の3分の2のところで断尾する。前肢はほどよい長さで、まっすぐ伸び、適度に飾り毛がある。後肢は力強く、筋肉質である。
短毛でまっすぐのコートは、厚くて絹のようにやわらか。決して剛毛であったり、ウエーブがあってはならない。ふさふさした羽毛のようなコートが耳・胸・下腹・四肢に生えている。

毛色
お手入れ

毛色は濃いレッド&ホワイトのみ認められている。

優美なコートを保つためには、週2回のブラッシングが必要。ときどきプロにトリミングしてもらうとよい。

性格
運動

独立心が強く、利口で大変落ちついていて、勇敢で機敏。性格は明るく優しく、飼い主によくなれ、いうことをよく聞く。子供たちやほかの動物とも仲良くできる。素晴らしい嗅覚をもち、陸上でも水中でも獲物を捕らえるのに大変優れた犬である。猟犬としても疲れを知らないタフな面もあるが、番犬や忠実な愛玩犬にも向いている。

この活動的な犬種は、戸外でかなりの量の運動を行うことにより、精神面も満たされ、落ちつきがうまれる。