イングリッシュ・コッカー・スパニエル

English Cocker Spaniel
03
第8グループ
 
レトリーバー、フラッシング・ドッグ&ウォーター・ドッグ(7グループ以外の鳥猟犬)
イギリス
39~41cm
25~30cm
38~39cm
11~15kg
11~15kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

イギリスのスパニエルの中でも特に古い犬種であり、記録では8世紀初頭のウェールズ王の法典に「スパニエル」という言葉が記載されていました。この「スパニエル」は、ランド・スパニエルという犬種であると考えられており、現在のスパニエルの祖先といわれています。 イギリスのウェールズ地方で17世紀ごろからヤマシギ猟に用いられ、コック(シギ)を捕る犬という意味で、コッカーと呼ばれるようになりました。アメリカン・コッカー・スパニエルの直接の祖先であるといわれていますが、1892年にイギリスで異なった犬種として公認され、一方アメリカでは、この2種を交雑させることを阻止する動きがあり、そのことが2犬種を純粋に発展させ、1946年にアメリカでこの2種類をまったく違う犬種として公認しています。

イングリッシュ・コッカー・スパニエル最大の特徴は豊かな被毛です。長毛で垂れ耳、前肢・後肢と耳にウェーブの美しい飾り毛があります。体格は全体的にコンパクトですが、筋肉質で優雅な体つきをしています。また、豊かなコートも特徴的です。絹のように光沢のあるコートは美しいカールがかかり、頭部は短く、体にはやわらかく密生しています。 加えて、鳥猟犬にふさわしいスピードと持久力をもつ、よく似た容姿をしたアメリカン・コッカー・スパニエルに比べると、イングリッシュ・コッカー・スパニエルはやや大きく、シュッとした顔つき、力強い体格をしています。

毛色
お手入れ

バフ・ブラック・ブラック&タン・ベルトンのパターンでは、ブルー・レバー・レッド・レモン

定期的なトリミングが必要なカット犬種です。厚みのある四肢の被毛は毛玉になりやすいため毎日のブラッシングが大切です。イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、垂れ耳であるため、耳掃除も重要です。垂れ耳で耳が蒸れやすく炎症を起こしやすいので通気性をよくするために、耳周りの毛を短めにカットするなど、定期的に耳掃除をしてあげましょう。

性格
運動

おとなしく従順で、子どもともよく遊ぶことができます。明るく愛情豊かで行儀よく、優しい犬種として知られています。スピードと持久力に富む鳥猟犬なので、フィールド・ドッグに向いていますが、しつけがしやすいためアパートやマンションでも飼育は可能です。人と共に行動することが好きなため、人なつっこく優雅であり他の人や犬に対しても友好的に接することができます。子どものいる家庭や多頭飼育などにも向いています。 賢く従順でしつけしやすいイングリッシュ・コッカー・スパニエルですが、アクティブでいたずら好きな面、飼い主さんや家族に甘えん坊で寂しがり屋な面、テンションがあがりやすく興奮しやすい面があるのでお迎えしたらなるべく幼少期の段階で社会性を身につけるしつけを開始しましょう。鳥猟犬として活躍していたため、ストレスや身に危険を感じると突発的に攻撃してくる可能性があります。耳先や、鼻先、足先、尻尾など触られることにも幼い頃から慣らしてあげることも重要です。

鳥猟犬として活動してきたため運動が大好きで活発な犬種です。運動不足はストレスや体調不良、問題行動の原因になるため、十分に運動をさせる必要があります。1時間前後の散歩を1日に2回朝夕に行うのが理想的です。定期的にドッグランやボール遊びなど飼い主さんと一緒にカラダを動かしてあげるととても喜んでくれます。