アラスカン・マラミュート

Alaskan Malamute
04
第5グループ
 
スピッツ&プリミティブ・タイプ(スピッツタイプと原始タイプ)
アメリカ(アラスカ地方)
約64cm
25~30cm
約58cm
約39kg
約34kg
24013_ext_16_0.jpg

ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

アラスカン・マラミュートは、最も古い北方系のソリ犬の一種であり、アラスカの北東地ほうが原産とされている。この犬は、北極系のサモエドシベリアン・ハスキー、グリーンランドのエスキモー犬やラブラドールなどと深い関係があるが、正確な起源については不明。ロシアの探検家が最初にアラスカ西部に旅行した際に、氷上で大きなソリを引いている犬を見たと報告している。また、ほかの冒険家はイヌイット族がマラミュートと呼んでいる犬がアラスカにいたと記述している。この犬はソリや車を引くことのほかに、狩猟や漁業にも使われていた。アメリカン・ケンネル・クラブに公認されたのは1935年のこと。

北方でソリを引くために、骨格は頑強。胴はややつまり、胸や背中は筋肉が発達している。頭部は広く鋭く、オオカミのような風貌をしている。顔面や口吻は力強い印象を与える。耳はV字型でピンと立ち、尾は太く背の上に巻いている。コートは厚いダブルコートで、上毛はかたく2~5cmの長さ。下毛は綿毛でやわらかい。

毛色
お手入れ

ウルフ、グレー、ブラック、ホワイト、そのほかの混色。下腹、マスク、四肢はホワイト。単色はホワイトのみ認められる。

コートの状態をよく保つためには、毎日のブラッシングは欠かせない。とくに春から夏にかけては抜け毛が多いので念入りに行う。また、ブラッシングは外部寄生虫の駆除にも役立つ。この犬は体重があるため爪に負担がかかり、傷つけることが多いので注意しなければならない。幼犬のころから爪を切る習慣をつけること。

性格
運動

主人や家族に忠実で、よき伴侶となる。非常に友好的で、ほかのペットとも仲よくなる。

運動量は多くとってあげる必要がある。ソリや荷車を引かせる目的がある場合、若いころから徹底したトレーニングをしなければならない。運動を怠ると肥満になりやすい体質なので、食事や運動などは十分な管理が必要である。