グレーハウンド

Greyhound
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第10グループ
 
サイトハウンド(視覚獣猟犬)
エジプト
71~77cm
25~30cm
69~72cm
29~32kg
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27~29.5kg

ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

古代ギリシャやエジプトなどで、視覚追跡犬としてよく知られていたグレーハウンド。この犬種は、古くはゲイズ(凝視する)・ハウンドと呼ばれていた。また、このグレーハウンドに似た犬が、9世紀初頭にイギリスにいたことも記録に残っている。グレーハウンドは当時、猟犬としてあらゆる種類の猟で活躍していたが、世界一速いといわれる走力を活かして、後にレース用の犬として使われるようになった。グレーハウンドの名前の由来にはさまざまな推測がなされている。例えばこの犬は、学位をもった人のみが所有を許されたため、デグリー(学位)・ハウンドとも呼ばれていたが、それが短くつまったのだという説。また、グリース(ギリシャ)に関係あるのではないかという説もある。いずれにしてもグレーハウンドは、1500年ごろにスペイン人によって大西洋岸に持ち込まれたことは確かだ。

美しくて優美な体型をしているが筋肉は発達していて、生まれつき競走用の体をしている。流線型のボディラインは、まず鼻先から耳へつながりアーチを描きながら首に達し、狭い胴部から筋肉質の後躯へ続く。細く長い尾は、スピードを出して走る際に舵(かじ)の役目を果たす。走っているときは耳を首側に折り曲げている。目は暗色で輝きがある。コートは短く密生している。

毛色
お手入れ

あらゆる色が認められているが、通常はホワイト、グレーなど。

爪は定期的に短く切り、耳内を清潔に保つようにする。飼育環境も清潔に保つことを一番に心がける。

性格
運動

情が深く多感な性格。また一方では競争意欲も旺盛で、競走に耐える精神的な強さをもつ。家庭では静かで、とくに子供に優しく、ほかの犬に対しても温和。しかし、近所の猫などが近づいた場合、かなり興奮する恐れがあるため注意を怠らないこと。

家の中で生活していると、なまけ癖がつき太ってしまうので注意が必要。バランスのよい食事を心がけ、できる限り長時間リードをつけて引き運動をさせることが大切。また、専門家による訓練を行うとことも効果的である。食事・運動ともにしっかりとした管理が必要なので、はじめて犬を飼うかたには不向きな犬といえる。