キング・チャールズ・スパニエル

King Charles Spaniel
02
第9グループ
 
コンパニオン&トイ(家庭犬&愛玩犬)
イギリス
25~30cm
25~30cm
23~28cm
3.6~6.3kg
3.5~6kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

この犬は300年以上も前から、イギリス王族お気に入りの愛玩犬として大切にされてきた。とくに17世紀イギリスのチャールズ1世やチャールズ2世には寵愛されていて、“チャールズの犬から通行税を取ってはならない”という制令を発したほどだ。
この犬のルーツをさかのぼると、起源はイギリスではなく、日本や中国あたりにいる短吻犬の血が入っているのではないかと考えられているが、正確なことは不明。アジアから輸入された犬の血統は、スプリンガー・スパニエルと、ほかの小型のコッカータイプの犬とを交配したものだったのではないかと推測されている。いずれにせよ、この犬の祖先は猟犬だったが、イギリスの王族の間では猟犬としてよりも、コンパニオン・ドッグとして珍重されていた。

トイ・ドッグの中では大きめだが、ボディはコンパクトで短くつまり、胸・腰幅が発達している。頭部は大きく丸く、鼻は上を向いている。暗色眼は大きく離れていて間に明瞭なストップがある。四角ばった口吻で、舌は突き出してはいけない。顔の低い位置についている耳には、豊富なふさ毛がある。尾は断尾したものや、長いままのものがある。コートは長くやわらかで、ウェーブしている。

毛色
お手入れ

ブラック&タン、トライカラー、マロン、ルビー、ブレンハイムなどがある。

コートがもつれないように、ブラッシングは毎日する。入浴は週に1回の割合で、眼や耳にシャンプーが入らないよう注意する。

性格
運動

愛敬があり、明朗快活で温和な性質。愛情細やかで、子供やほかの犬などとも仲良くなる。機敏な動作と勇敢さをもっているので、番犬としても最適。どんな環境にも順応しやすい。

運動の時間は短くてよいが、コートが汚れたりもつれるのを防ぐため、草むらや藪の中には入らないように注意しなければならない。