カナーン・ドッグ

簡単な歴史・解説	特徴
その昔、ベドウィン族が野生の子犬を捕獲して番犬とし、ジャッカルや盗賊から家畜を守るために用いられたのが起源といわれている。現在は番犬、防衛犬、牧羊犬として活躍しているが、近年の戦争ではイスラエル軍の兵舎の番犬や伝令犬として役立った。	胴体は頑丈で背線はまっすぐ。頭部はボディとバランスがとれてはいるが、繊細ではない。耳の位置が低いので横幅が広く見える。口吻はくさび形で、頭蓋の長さと等しい。かみ合わせはシザース・バイト。つま先は猫のようで、肉球はかたい。尾はしっかりとして、背上に巻き上がる。ダブルコートで、上毛は中くらいの長さだが、下毛は季節により変化する。飾り毛は豊富で、雄にはたてがみがある。
毛色	お手入れ
ショーではグレー、ブリンドル、トライカラー以外は認められる。	週に一度ブラッシングする程度でよい。
性格	運動
敏感で感覚が鋭い。攻撃的で、警戒心が強いため、仔犬のうちから服従訓練が必要である。	スピードは必要ないが、毎日欠かさず引き運動を行う。