チャイニーズ・クレステッド・ドッグ

Chinese Crested Dog
02
第9グループ
 
コンパニオン&トイ(家庭犬&愛玩犬)
中南米、アフリカ
約30cm
25~30cm
約28cm
約5kg
約4kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

ヘアレス・ドッグの歴史はかなり古く、その原産地については諸説紛々である。ある人は中国説やトルコ説を主張し、ほかの人はアフリカ説やメキシコ説を唱えている。しかしこの犬種を見ると、寒冷気候での飼育が難しいことから、中央アフリカやメキシコあたりにその起源があったものと考えられる。ただし、無毛の動物は犬のみでなく、猫にも突然変異として各国で出現しているので、犬の無毛種も世界各国で生まれることは、当然考えられることなのである。アメリカで公認されたのは1883年だったが、その後登録が途絶えたため、公認が取り消されている。世界的に数の少ない犬種だ。チャイニーズ・クレステッド・ドッグの名前は、“中国人風のとさか(冠)のある犬”という意味。また、チワワの祖先となった犬ともいわれている。

肩はよく傾斜し、背はまっすぐ。頭蓋はやや長めで幾分丸みを帯び、わずかなストップがある。口吻は長め。眼は間が広く離れており、暗色。耳は大きくピンと立って、縁飾りのあるものとないものがある。歯の数が少ないこと(欠歯)が多いが、原因は不明。四肢は指の長いウサギ肢。尾は背の上にあげている。コートはヘアレスとパウダー・パフの2タイプで、ヘアレスは胴部にはほとんど毛がない。皮膚に触ると、ピタッと手に張り付くような感じがする。頭頂部と尾の先端、下肢に、特徴的な長い飾り毛がある。

毛色
お手入れ

単色、またはまだらで、あらゆる色がある。皮膚の色は濃いほどよいとされる。

無毛種なので、コートのお手入れは必要ないが、皮膚が弱いので気を付けること。皮膚が荒れたときには、クリームなどを塗ってあげる。

性格
運動

陽気で愛情豊か。家族に対してもよくなれ、子供やほかの動物にも攻撃的な行動はとらない。騒がしいこともなく、家庭犬、愛玩犬として適している。プライドが高く、やや用心深いところもある。

運動は暖かい時期を選んで散歩をさせる。寒いときには無理に外出させないほうがよいだろう。