ケアーン・テリア

Cairn Terrier
02
第3グループ
 
テリア(小獣猟犬)
イギリス(スコットランド)
約31cm
25~30cm
約28cm
約6.5kg
約6kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

ケアーン・テリアは、『オズの魔法使い』に出てくる“トト”という名の犬で有名。性質はまさにトトのごとく、主人に忠実で、魔物や空飛ぶモンキーなどの怪しげな奴らに立ち向かってゆく勇気をもっている。この犬はスコットランド北西、ハイランドで数世紀もの歳月をかけて発達してきた。名前の由来は、スコットランドの名物である石塚、または石の山からとってつけられた。体が小さく勇敢なこの犬は、狭い石の間でも入り込んで、ネズミなどを撲滅し、ハイランドの人々を大いに喜ばせた。ケアーン・テリアとウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは近親にあたるということから、交配が行われた時期があった。1916年、AKCがこの慣行を退けるまで、相当の数の交配がなされていた。今日では、ケアーン・テリアとウエスト・ハイランド・テリアは、完全に違う犬種とされているが、それでもこの2犬種は共通の特徴を色々もち合わせている。

短く幅の広い頭には、濃い色の利口そうな眼がある。尾は断尾をしないで直立している。むく毛状のダブルコートは、水をはじく。

毛色
お手入れ

黒や白、ブラックタンはよくない。それ以外ならばどんな色でもよい。

この犬のむく毛は、生まれながらの特徴なので、グルーミングはほとんど必要としない。それでも、ブラッシングとかたいスチーム製のコームなどで、少なくとも週に1回は行うようにする。尾の裏側は定期的にチェックして、毛玉ができているか調べる。ウィグ・ブラシを使えばコートを刺激してマットができるのを防ぐことができる。ケアーン・テリアの眼は規則的にチェックし、たまっている異物を除去しなければならない。

性格
運動

穏やかで、通常の状況では争いをしない。頭がよく、利口で訓練しやすく、そして人を喜ばせることにも熱心。また、人間の子供とも仲良しになる。どんな状況におかれても満足できるよい家庭犬だ。ほかのテリア種同様、オス同士を一緒にするとケンカをすることが多いので、常に気を付けること。

リードをつけて、長い時間をかけて散歩する。それ以外は安全に塀をめぐらせた庭に放して遊ばせる。ただし、テリアは地面に穴を掘る習性があるので、逃げ出さないように工夫する必要がある。