秋田犬

Akita Inu
04
第5グループ
 
スピッツ&プリミティブ・タイプ(スピッツタイプと原始タイプ)
日本(秋田県大館地方を中心とする)
約67cm
25~30cm
約61cm
約48kg
約40kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

秋田犬の祖先犬は、東北地方の中型獣猟犬「マタギ犬」や番犬として飼育されていました。江戸時代初期の1630年代、闘犬が盛んになり秋田地方の大名がマタギ犬と大館地方の土着犬と交配が行われ、強い大型犬へと改良されていきました。その中で生まれた秋田犬は、もとは「大館犬」と呼ばれており大正時代に保存運動が起こり、地方名を付け秋田犬と呼ばれるようになりました。昭和初期、政府は日本固有の犬の保存を推し進め、1931年、文部省は「秋田犬」を日本犬で最初の天然記念物として指定しました。東京の渋谷駅にある、帰らぬ主人をずっと待ち続けたという秋田犬“ハチ公”の銅像は非常に有名で、忠犬ハチ公の名とともに世に知られることになりました。

日本犬の中でも特に大きい犬種である秋田犬の骨格は頑健でがっしりとしていて風貌、動作、歩様なども重厚で力強い印象を思わせます。頬は適度に発達し、耳は小さく、厚みがあり三角形です。暗色の眼は比較的小さく、日本犬独特の三角形で、目尻が吊り上がっています。ダブルコートで下毛はやわらかく密生し、上毛は剛直毛です。臀部のコートはやや長く、尾のコートは他の部分よりもだいぶ長くなっています。尾は太く、背上に巻いています。

毛色
お手入れ

赤、虎、胡麻、白で、白以外は裏白がよいとされています。 ※裏白とは、下面の方が淡く白っぽくなっていること。

秋田犬は短毛でダブルコートのため、毎日ブラッシングを行う必要があります。換毛期には、より多くの抜け毛が出るので念入りなブラッシングが大切です。被毛の間に詰まったほこりや汚れを落とすため定期的にシャンプーを行いましょう。

性格
運動

“忠犬ハチ公”で知られるように、主人に対してとても従順で忠実です。冷静沈着で覚えもよく、利口で穏やかだが、感覚が非常に鋭敏で、他人への警戒心あり、攻撃性が強く、威圧的な態度をとることもあります。プライドも高く納得しない命令には従わない場面もあります。基本的には温厚で愛情深く、信頼した飼い主さんにはなつっこくなります。 警戒心から気性が荒くなるため、色々な場所に連れて行ったり、人と会ったりなど、社会性を育ててあげることが大切。

大型犬のため運動はとても重要です。毎日2回朝夕1時間以上の散歩をする必要があり、丈夫な縄などで綱引き運動などはストレス発散にもなります。大型犬の秋田犬にとって運動不足は健康を維持できなくなるだけでなく、無駄吠えといった問題行動や攻撃的になる原因になるため、十分に散歩や運動をしてあげることが重要です。