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猫の豆知識 猫の雑学Ⅱ

     猫の豆知識😹 猫の雑学Ⅱ


①猫の舌が掃除機に使われる





①猫の舌が掃除機に使われる



シャープ独自の「ネイチャーテクノロジー」家電】
サイクロン式コードレスキャニスター掃除機「RACTIVE Air(ラクティブ エア)EC-AS710/510」
ダストカップ内のゴミを圧縮するためにネコの舌の構造を掃除機のゴミ圧縮ブレードに応用しました。
掃除機の必要な機能「ゴミ捨ての回数を減らす」は、吸い込んだゴミの圧縮によって、ゴミ捨て回数は減らせます。
そこで着目したのが、「ネコの毛づくろい」でした。
舐めとった毛は固まって毛玉になるという点に注目。

圧縮ブレードの表面に、ネコ科動物の舌の構造を応用したトゲ状突起を設けることで、
髪の毛をブラシでとかすように吸い込んだゴミをならす
突起は圧縮方向に回転している時は引っかからず、戻ろうとする時にだけひっかかるので、逆戻りを抑える効果
ゴミに含まれている空気が分離されて体積が減少
空気が分離されたゴミは固まって再膨張が抑えられるので、約1/5サイズにまで圧縮
ゴミ捨て回数の削減
※ネイチャーテクノロジー:動物や昆虫、植物などの自然界のかたちや構造を研究し、工業品に取り込もうという生物模倣学。
 シャープはこの分野に力を入れている

シャープで“気流の神様”と異名を取る要素技術開発センター主任研究員の大塚雅生氏
「家電にとって航空工学は過剰装備。ネイチャーテクノロジーの方がマッチする。当初は鳥や昆虫が中心でしたが、より視野を広げようとしたときに猫の舌の力を知ったのです」

猫の舌の表面には小さな突起が無数に、しかも一定方向を向いてついています。
そのため、舐めれば、やすりのような効果を発揮します。
あごの力が弱い猫が骨についている肉をきれいに食べることができるのは、舌のやすり機能のおかげです。
そこで、社内で取り扱う製品で、効果を発揮できそうなものを探ると、目に留まったのがサイクロン掃除機でした。
猫の舌構造を採り入れたブレードの試作機を作り上げました。
試用してみると、吸い込んだゴミをぐんぐん圧縮し、捨てる際のゴミの再膨張も防いでいました。
その後、量産体制は急ピッチで進められ、細部の調整が必要でしたが、開発を担当するランドリーシステム事業部商品企画部副参事・奥田哲也氏がそれを買って出てくれました。
「私はこれまで開発のことを知り尽くしていたつもりでしたが大切なことを忘れていました。すべてのことは『進む』のではなく、『進める』という強い姿勢が必要なんです。その先に誰も見たことのない新しいものがある。これぞ『開発の神髄』です」