①キメラ猫
②猫の発情
③猫が何もないところを凝視する「フェレンゲルシュターデン現象」
④ハイポアレジェニック・キャット
⑤猫は、「死の間際に姿を消す」
⑥猫の「さわって嬉しい所」「さわって嫌な所」
①キメラ猫
2つの受精卵が融合した結果、2種類の異なる遺伝子の細胞を併せ持つ個体をいいます。
オスのトータシェル(三毛猫)のほとんどはキメラを含む染色体異常になります。
特徴的なオレンジと黒のまだらの毛色は、そのオスがX染色体を1つ余分に持つことを示しています。
※オスとメスを決めるX染色体とY染色体、オスはXY、メスはXX となります。
被毛の黒色と茶色は、X染色体に内包されるため、黒茶が同時にでるのはメスだけになります。
そのため、黒茶が出るオスは、XXYとなり子供が作れない染色体異常となります。
【同性型】
フランス 国立アルフォール獣医学校の調査チーム
父猫(ブルー)×母猫(三毛)から生まれたメス猫(ブルー+ブラック+ホワイト)
カラーパターンを奇妙に思った飼主が遺伝子検査を依頼。
≪調査≫
ブルーの毛は色を薄くする「ダイリュート遺伝子」が確認できたが、黒い毛では見られなかった。
特定の遺伝子座に通常2つしかないはずのマーカー(マイクロサテライト)が3つあった。
この奇妙な現象「3対立遺伝子」は全身にあるわけではなく、遺伝子座の合計21中7つだけだった。
・受精卵の成長過程が突然変異で2つ以上になる「モザイク」の可能性は薄い。
・メス個体は繁殖可能なため、性染色体は通常2本が3本になる異数化は起こっていない。
≪結果≫
『発生メカニズム』
正常な「XX」(=メス)性染色体の受精卵2つが母体内で融合し成長した結果、
生まれた「メスの同性型キメリズム(キメラ)」が有力。
ポーランド クラクフ大学の調査チーム
ベースが茶に黒の斑点が混じった変則的なサビ猫のオス。
茶黒カラーはメス猫特有のものだが、オス猫のため、不審に思った飼主がDNA検査を依頼。
≪結果≫
・染色体の形、数、大きさは、普通のオス猫と同じ38本。
・性染色体もオス型(XY)。
・毛根、血液、精巣の細胞の塩基配列を調べると、血液3ヶ所、毛根1ヶ所、精巣1ヶ所、他とは違う配列。
これは1つの受精卵から産まれた猫ではありえない現象。
この猫がオス猫同士が融合した「オスの同性型キメリズム」と結論した。
【異性型】
≪調査≫
1963年5月、遺伝的にありえないオスの三毛猫が路上で保護された。
外性器は完全にオス猫で、少し小さいものの精巣は左右とも陰嚢内に降下済み。
去勢手術の際に腹部を調べましたが、ミュラー管を始めとした女性器は見つからなかった。
摘出した精巣を調べると、2つの精細管は無秩序に入り乱れ、約60%の生殖細胞が欠落、40%は精子形成細胞を保持。精細管を縦断し調べると、2つのタイプの組織が緩やかに移行する様子を確認できた。
様々な組織から採取した細胞(合計96個)、57%XX(59個)、43%はXY(37個)という割合だった。
≪結果≫
この三毛猫は「XX(メス猫)」と「XY(オス猫)」が融合し個体発生した「異性型キメリズム」と結論に至った。
また少なからず生殖能力があることから、逸話にあるような「生殖可能なオスの三毛猫」も説明がつく事が分かった。
【三倍体】
猫の染色体は常染色体18対(36本)と性染色体1対(2本)を含む合計38本から構成されています。
しかし通常2つで存在している染色体が3つある場合があります。
これは「三倍体」と呼ばれる染色体異常で、「1つの性染色体を保有した精子が卵子に2つ同時受精(二精子受精)」、「最初から2つの性染色体を保有した異常精子が卵子に受精」で発生すると考えられています。
イギリス・リバプール大学が報告した症例
三倍体のキメリズムによって産まれた3頭の三毛猫を紹介。
【三倍体キメラ症例Ⅰ】
メスの三毛猫
9ヶ月齢に避妊手術したが、6週間が経過してもオス猫からのアピールを受け続けた。
動物病院で検査すると、未発達の男性器が発見された。
去勢手術で除去した組織を調べた結果、生殖能力はないが精巣の一部と確認された。
前足の細胞から、およそ5%の割合で三倍体細胞が含まれていた。
染色体は合計57本、性染色体は「XXY」という、オス(XY)でもメス(XX)でもないものだった。
【三倍体キメラ症例Ⅱ】
オス猫の外性器を持つサビ猫
精巣は正常で、左右とも降下していた。
3ヶ月齢に去勢手術を受け精巣を調べた結果、精巣上体管は空で生殖能力はなかった。
検査で、およそ24%の割合が三倍体を含み、性染色体が「XX(メス猫)」だったが、三倍体細胞は「XXY」だった。染色体数は合計57本だった。
【三倍体キメラ症例Ⅲ】
長毛の三毛猫
外性器はオス猫。
手術で摘出した精巣は、精巣上体および精管動脈は正常に発達しており、 精細管から問題ない精子が確認できた。
皮膚から65個の細胞を検査、性染色体はすべて「XY(オス猫)」を示した。
三倍体細胞「XXY」は2つだけあった。
『キメラと思われる猫たち』
ヴィーナス(Venus)
2009年、アメリカ・ノースカロライナ州の路上で拾われたメスの三毛猫。
顔の右半分が黒(目はグリーン)、左半分は茶トラ(目はブルー)。
DNA検査はしておらず、キメラ猫であるとは確認されていません。
注目された理由はその瞳で、専門家曰く、
「青の瞳は白い毛の多い猫でないと、めったに持って生まれてこない。
胸元の少量の白色では、青い瞳が出現する理由にはならない」
研究者からもいまだ「謎」とされています。
キメーラ(Quimera)
顔の右半分が茶トラ(目はカッパー)、左半分は黒(目はブルー)。
胸元にだけあるホワイトスポットを含め、ヴィーナスと非常によく似ています。
DNA検査はしておらず、キメラ猫であるとは確認されていません。
ヤナ(Yana)
顔の右半分が茶トラ(目はイエロー)、左半分は黒(目はイエロー)。
胸元にだけホワイトスポットが出ています。
ヴィーナス、キメーラとの遺伝子的つながりはないようです。
ナルニア(Narnia)
フランス生まれのブリティッシュショートヘア。
ホワイトスポット(白斑)遺伝子により、「白+有色」というバイカラー(2色)パターンは普通にあります。
タビー(縞模様)によって黒色が入ることも、三毛猫の様に3色を持つことも普通にあります。
しかし、この猫の場合、黒い部分は縞模様ではなく、三毛の様に茶色があるわけでもありません。
これは遺伝的にありえないことです。
キメラ猫かと思われましたが、検査結果では、DNAは1つしかありませんでした。
可能性として、受精卵の成長過程で1部分だけ突然変異を起こし、そのまま成長した「モザイク」かもしれません。
②猫の発情
・メス猫の初めての発情は、一般的に性成熟を迎えた生後6~12ヶ月頃です。
メス猫の発情には「発情周期」という4つの繰り返すサイクルがあります。
1.発情前期(期間:約1~5日)
行動の活発化、排尿回数の増加、食欲低下など。
飼主に対して普段以上に甘える行動をしますが、この時期はまだ、オス猫が寄って来ても交配を許しません。
期間としては5日~20日間続きます。
2.発情期(4日~14日間)
非常に強い発情鳴き、マーキング行動、床に背中を擦り付ける、腰を高く持ち上げるロードシスのポーズなど。
発情ピークで、オス猫を受け入れる交配期になります。
3.発情後期(期間:交尾後1~3日、未交尾で約7日)
交尾後、発情行動が急速に減少し収まっていきます。
未交尾の場合、約7日後に再び発情前期に戻ります。
4.発情間期(期間:次の発情期、または妊娠出産後まで)
次の発情までの期間で、発情期特有の行動は見られません。
発情期に交尾をしていない、交尾をしても妊娠していない場合、次の発情期に発情前期へ移ります。
妊娠した場合、60日~68日で出産し、子猫が離乳すると次の発情期がきます。
【猫の繁殖期】
猫の発情は年に2~3回とされていますが妊娠しなかった場合、若年期では、すぐに発情が始まる場合もあります。
繁殖期の訪れは昼間の長さが延び始めた1月頃に始まり9月頃まで続くことがあります。
春(2月~4月)、夏(6月~8月)が最も多いと思われます。
メス猫の発情は日照時間と関係し、1日12~14時間以上明るい環境下で発情する為、季節が関係なくなっています。
猫は交尾をすると卵子が下りてくる『多排卵動物』で生理はありません。
交尾するたびに排卵する為、一度に複数のオスの子供を授かることが可能です。
【オス猫の発情】
オス猫は、生後3ヶ月頃から性成熟が始まり、生後5~6ヶ月頃には精巣が発達します。
この時期からマウンティングやマーキングなどが始まります。
生後9~12ヶ月ごろには交尾ができる体への準備が整い、本格的な交配が可能になります。
メス猫のような発情周期はなく、発情中のメス猫の鳴き声やフェロモンに刺激され発情が誘発されます。
オス猫には、より強い種を残すため、子猫を他のオス猫が殺す「子殺し」という習性があり、全て殺すとメス猫は強い個体を残すために再度発情します。
この子殺しに失敗すると、メス猫はそのオス猫が近づくだけで強く威嚇するようになり一生嫌われるようになります。
③猫が何もないところを凝視する「フェレンゲルシュターデン現象」
【これは創作話です】
猫が何もない空中をじっと見つめる現象を「フェレンゲルシュターデン現象」と呼びます。
第二次世界大戦(1939年9月1日 – 1945年9月2日)、ドイツの物理学者「リーゲンジー・シュターデン博士」が、ナチス極秘研究施設で、幽霊など超常現象に関する研究を行っていました。
「猫が何もない空中を見つめる」ことに着目し、そこに幽霊がいるのではないかと考え、数週間に渡って猫が凝視する周囲の温度を観測し続けました。
「幽霊の存在する地点は、周囲より低温である」という仮説が、すでに判明していました。
研究の結果、猫が見つめる目線の先の温度が、部屋の平均温度よりも2度ほど低いといった結論に辿り着き、
1957年、愛猫「フェレンゲル」の名前を付けた学説「フェレンゲルシュターデン現象」を発表した。
この研究結果、研究内容も登場人物もすべて嘘。
事の発端は某有名掲示板の「何となく怖い現象」というスレッドで一人のユーザーがついた嘘から始まりました。
本当にあったような設定でネットに書き込まれ、噂が人づてに広まり、信じてしまった人が多数出ました。
「猫が見つめている先は二度低い」「猫が見つめる先には幽霊がいる」という猫の神秘性を裏打ちされるような話は、昔も今も変わらず信じられやすいようです。
【猫が何もないところを凝視する理由】
1.音が聞こえる
猫の視力は人間の10分の1程度。
対して、聴力は優れており、特に高音を聞き取る能力が優れています。
人間が聞き取れる音の高さは20ヘルツに対して、猫は60ヘルツを聞き取ります。
猫には絶対音感もあり、1km先の音を聞き取れるため、遠くの音を聞くことに集中していて、
一点を見つめているように見えると思われます。2.においを感じる
においに対しても敏感です。
嗅覚は外敵の発見、食料の確保にとても重要です。
人間と比較すると、数万~数十万倍も敏感と言われています。
遠くから食べ物や動物のにおいを感じ、それが何か、どこにあるのかを考えているのかもしれません。
3.小さな虫や動物、物を見ている
視力は、2~6mまでしかはっきり見えませんが、動体視力は優れており、50m先の小虫の動きを識別できます。
そのため、人間の気付かない小さなものが動いていると、見つめてしまいます。
4.紫外線が見える
Animal Acupunctyreの獣医「ラチェッド・バラック」は、猫は紫外線など人間に見えないものも見えていると説明します。
2014年の調査で、犬も同様だと示唆されています。
このように、猫が紫外線を見ていることは、科学的に証明されています。
5.光を見ている
MSPCA Boston Adoption Centerの「ケイティ・アルマー」は、『猫の目は、人間と比較して多くの光を感知できる。猫の見ている世界は、人間が見ているものとは異なった見え方をしているのではないか』と語ります。
アルマーの愛猫は、テレビが発する光ではなく、テレビの光が反射している反対側の壁を見つめるそうです。
他にも、トラックの走行によって舞い上がった埃が太陽の光を透過する様子もじっと見つめるそうです。
5.考え事
猫も考え事をするとき、一点を見つめ動かなくなることがあります。
④ハイポアレジェニック・キャット
アレルギーが出にくい猫を「ハイポアレジェニック・キャット(低アレルゲン猫)」と呼ぶそうです。
【理由】
・アレルギーの元となるアレルゲンが少ない。
・抜け毛が少ない。
インターネットでアレルギーの出にくい猫を「ハイポアレジェニック・キャット」として載せていることがあります。
例)バリニーズ、オリエンタルショートヘア、ジャバニーズ、デボレックス、コーニッシュレックス、スフィンクス、サイベリアン、ロシアンブルー、ブリティッシュショートヘアなど。
しかし、アレルゲンが少ないと検証し、確定された猫種はいません。
サイベリアンのみが検証実験が行われ少ないとされましたがアレルゲンがないわけではないとわかっています。
Wikipedia(英語版)の記載に「医学調査(clinical studies)が行われた」されていますが
出典元不明で具体的な調査内容が示されていないため、確認の取りようがないため、
「ハイポアレジェニック・キャット」の存在はガセ、もしくはネタ、あるいは都市伝説といった扱いになっています。
サイベリアン
【サイベリアンのアレルゲン実験】イタリア:トリノ大学獣医科学チーム
サイベリアン4匹、他種35匹を集め、アレルゲン・タンパク質「Fel d1」の量を比較。
3匹のサイベリアンの「Fel d1」濃度は1.5μg/ mL以上でしたが、1匹のサイベリアンは0.5μg/ mL未満と他の猫の1/3の濃度だったと発表しています。
サイベリアン特有の遺伝子変異がタンパク質の構造を変化、結果:アレルゲンである「Fel d1」の機能を変化させているかもしれないとの可能性に行きついています。
4匹中1匹だけアレルゲン(Fel d1)の数値が大幅に低かっただけですが、他の品種に比べるとアレルギー症状は出にくいと判断できそうです。
ただし、対象が4匹と少ないため、確証は得られず更なる実験が必要です。
また、サイベリアンは、他の猫に比べてアレルゲンが少ないというだけで0ではないので全くアレルギーが出ないという訳ではありません。
⑤猫は、「死の間際に姿を消す」
『キャット・ウォッチング』の著者デズモンド・モリス博士いわく
「猫は自分自身の死という概念を持たない。どんなに気分が悪くとも自分の死を予測できない」
と断言しています。
猫に限らず多くの動物は死の概念を持たないようです。
猫は単独性のため、「死期が迫ったとき、その不快感を敵に遭遇した時の不快感と結び付けてしまい、敵から身を守るため、逃れるような行動をとり、一人安全と思う場所に隠れる」のではないかと考えられています。
しかし、それは外の世界を知った猫に当てはまる行動であって、外を一切知らずに育った猫には当てはまりません。
なぜなら、その子にとって一番安心できる場所は、飼主のそばであり、いつも寝ているベッドだからです。
[猫の生存戦略]
体調の悪い赤ちゃん猫は、群れから離れいってしまいます。
母猫のところに戻しても、再び群れから離れていこうとし、母猫はそれを止めません。
「猫は遺伝子的に体調を崩したとき、仲間に病気をうつさないよう離れる」のではないかと考えられています。
猫は集団で生きる生き物ではありません。
そのため繁殖効率が群生の生き物よりよくありません。
種の存続のために病気をうつさない事が必須なため、このように進化してきたのではないでしょうか。
⑥猫の「さわって嬉しい所」「さわって嫌な所」
「さわって嬉しい所」
・頭の上(頭頂部、耳の付け根)
・顔周り(額、鼻の頭、ヒゲの付け根)
・首回り
・アゴ下
・背中
・尾の付け根(※)
猫は「触って嬉しい箇所」を触られると脳内に「活性化しエンドルフィン(幸福感をもたらす物質)」が出ます。
猫は1日2時間以上グルーミングにつかっていますが、その舌が届かない箇所は撫でて欲しい箇所になります。
親しい猫同士で舐め合う(アローグルーミング)とき、頭にすることが多いようです。
左右の頬や額にはフェロモンを出す臭腺があるため、こすり付けて安心を得ようとしますが、そこを優しくマッサーします。
アゴ下は臭腺があるため、むず痒くなることもあるので、少し強めになでてあげると喜びます。
背中は自分でグルーミングできるため、そこまで好きな箇所ではないようですが、優しくなでてあげると落ち着くようです。
尾の付け根は臭腺があり、敏感な箇所の為、しつこくすると嫌がるかもしれませんが、軽くマッサージするようにすると気持ちよさそうにします。
※尾の付け根を「トントン」すると腰を上げ(ロードシスのポーズ)、気持ちよさそうにすることがあるが、発情を迎えたメス猫のみ気持ちがよくなるため、子猫やオス猫では嫌がることが多いです。
「 さわって嫌な所」
・足
・尻尾
・お腹
・お尻、陰部
・耳の中
「さわって嫌な所」は身を守るために本能的に嫌な箇所なため、信頼関係をしっかり作っていれば嫌がらない場合もあります。
基本的には嫌がり、攻撃的になったり逃げたりします。
足は行動するための重要な箇所であるため、動けない状況は好まないため掴まれたりするととても嫌がります。
特に足先は敏感なので嫌がります。
尻尾は尾骨神経が通っており、下腹神経や骨盤神経にも繋がっているため、とても敏感で大事な機関でもあります。
お腹は内臓など命に直結する大事な箇所であるため、本能的にも守ろうとします。
そのため、安心してお腹を出して寝ている時にお腹を触ると怒りだしたりすることもあります。
耳の中やお尻、陰部は、とても敏感で最も大事なところなので、とても怒ることがあります。
猫のあらゆる箇所を撫でられるようにするためには、その猫との信頼関係をつくり、触って欲しいサインをしっかり受け取り、止めて欲しいサインを見逃さないようにしましょう。
【触ってサイン】
・撫でていたり近付いたときに「ゴロゴロ」のどを鳴らす。
・頭や体を擦りつける。
・膝の上や体の上に乗ってくる。
・触っている時や目の前でゴロンと体を横たえる。
【触るなサイン】
・しっぽを床に叩くように振る。
・ニャンと短く鳴く。
・手で止めてくる。
・耳が後ろに下がる。
・身をすくめる。など