爪切りのやり方
2021/06/14
- 病院(システム使用)
- コジマ橋本動物病院
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- お家のワンちゃん・ネコちゃんは、定期的に爪切りが出来ていますか?
人と同じように、ワンちゃん・ネコちゃんも爪を切らずに放っておくと伸び続けます。
爪が伸びすぎた状態を放置することで、自身の生活に支障が出たり、飼い主様やワンちゃん・ネコちゃんが思わぬケガをしてしまうことがあります。
【爪切りをしないと、どうなるの?】
爪が伸びた状態で放置してしまうと様々な影響が出ます。
・爪が丸く伸びてしまい、肉球に刺さってしまう
・うまく足をつけて歩けなくなる
・爪(特に狼爪と呼ばれる親指にある爪)がひっかかってしまい、折れてしまう
・尖った爪が当たると、飼い主様がケガをしてしまう(特にネコちゃん)
・爪が変形してしまう
以上のことを防ぐためにも定期的な爪切りは必要です。
1カ月に1回くらいのペースでの爪切りが理想的です。
【爪切りのやり方】
・必ず犬猫用の爪切りを使用しましょう。
・爪には血管が通っているので、切りすぎてしまうと出血してしまいます。
白い爪の子の場合は血管が透けて見えているので、見えている血管より先の白い部分は切ってしまって問題ありません。
黒い爪の子は血管が透けて見えませんので、少しずつ切りましょう。
角をとっていくイメージで少しずつ様子を見ながら切っていきます。
切っていくと、初めはカサカサとした乾燥した断面ですが、だんだんと柔らかい断面(血管のはじまり)が見えるようになります。
その面が見えたら、長さを切るのは終わりにしましょう。長さをそれ以上切ってしまうと、出血してしまいます。
もし出血してしまった場合は、クイックストップ(止血剤)などを使用し、すぐに対応しましょう。
(クイックストップはお店でも病院でも取り扱っております。)
あまりにも出血が多い際は、お電話でご相談ください。
切りっぱなしの爪が気になる方は、爪を切った後に爪やすりをすることでツルツルの爪になります。
まずは無理をせずに出来る範囲で行うことが大切です。
少しずつでもいいので、爪切りに慣れてもらいましょう。 - 写真