コジマ動物病院からのおしらせ

コジマ動物病院からのお知らせ

拾い食いに注意しましょう!

10月に入りすっかり秋めいてまいりましたが、飼い主のみなさんは食欲・芸術・読書の秋を楽しんでいますか?
今月はペットの誤食・拾い食いについての情報をお届けいたします。

秋は拾い食いに注意の季節?

秋は、銀杏・キノコ・落ち葉など1年のうちでも特に誤食が起きやすい、お散歩中に注意が必要な季節かもしれません。

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【銀杏】

 

この時期イチョウ並木の下をお散歩すると銀杏が落ちていることがあります。
強いニオイがあるので好まないワンちゃんも多いですが、中には口にしてしまうワンちゃんも…。
ワンちゃんが銀杏を食べると中毒を起こすことがあり、症状としては下痢・嘔吐・ふらつき・呼吸困難などが見られます。
少量であれば何も症状が出ないワンちゃんもいますが、もし銀杏を食べてしまったら必ず様子をよく見て、変化がないか確認しましょう。
何粒も食べてしまったり、元気がないなどの気になる症状がありましたらお早めにコジマ動物病院へご来院ください。

【キノコ】

 

人が食べられるキノコ類は少量であればワンちゃんが食べても問題ないといわれています。
ただし、お散歩中に自然に生えているキノコを食べてしまうと毒キノコの可能性もあり危険です。
また、食べられるキノコでも生のまま摂取するとおなかを壊したり吐いたりすることがあります。
紅葉をワンちゃんと一緒に楽しむために自然の多い場所へおでかけすることもあると思いますので、足元も気に掛けて見てあげましょう!

【落ち葉】

 

落ち葉はワンちゃんに有害な植物でなくても、カビが生えていることがあります。
下痢の原因になることもありますので少量でも食べさせないようにしましょう。
カビが生えていなくても、大量に食べてしまったり、落ち葉で隠れたタバコの吸い殻などを一緒に食べてしまうとおなかを壊したり中毒を起こす可能性があります。
普段から拾い食いが多いワンちゃんや、外にあるものをよくなめてしまうようなワンちゃんは誤食してしまいそうなコースを避けてお散歩に行くようにしましょう。

秋の味覚にも注意

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【ぶどう】

 

秋のフルーツといえばぶどうですが、ワンちゃん・ネコちゃんにとってぶどうは中毒を起こす怖い食べ物です。
ぶどう中毒で最も怖いのが急性腎不全で、その他に嘔吐・下痢・食欲不振の症状が見られます。
フレッシュなぶどうより、レーズンの方が中毒性が高いといわれています。
中毒を起こす量もその子によって個体差があるので、もし食べてしまった場合はお早めにコジマ動物病院へご来院ください。

お外に出ないネコちゃんでもおうちの中で人の食べ物を拾い食いしたり、おもちゃを飲み込んでしまうことがあります。
秋だけに限ったことではありませんが、拾い食いで大切なペットに苦しい思いをさせないよう、お散歩中やおうちの中でも普段から飼い主さんが目を光らせて注意してあげてくださいね。