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チワワは、世界で最も小さい純血種。犬種名は、メキシコ最大の州の名に由来し、1850年ごろにこの州で発見されたことによる。現在のチワワは、9世紀にメキシコのトルテック族の間で知られていた、小さな犬から伝わってきたといわれている。彼らに“テチチ”と呼ばれていたこの犬は、アジアからメキシコに来たとみられ、小さくて毛がなく、吠えないことが特徴だった。後にトルテック族を征服したアステック族が、テチチとチャイニーズ・クレステッド・ドッグとを交配させることによって、現在のチワワに発展させたと考えられている。またほかには、チワワは1519年にメキシコを征服したスペインの軍人ヘルナンド・コルテスと、彼の軍隊に同行してきたスペインの犬だと信じる人たちもいる。チワワがアメリカン・ケンネル・クラブに公認されたのは、1904年のことである。
コンパクトで引き締まったボディと丸い顔をした、世界最小の可愛い犬。体長は体高よりわずかに長く、背中はまっすぐで短く、胸は豊かに発達している。十分な丸みをもったアップル・ドームの頭蓋で、モレラは(骨が接合していない、頭頂部のやわらかな箇所)が、あったりなかったりする。眼と眼の間は離れていて、大きくパッチリしている。眼色は暗色、ルビーなど。鼻は小さくわずかにとがっていて、鼻筋は通っている。鼻の色はブロンド以外はコートの色に準ずるが、暗色ほどよい。耳は大きなそり耳で、緊張したときはピンと立つが、普段は45℃に開いている。尾は適度な長さでループ状である。コートには下毛があり、やわらかく、体表に密着し、頸にふさ毛がある。
ブラック・クリームなどほかの毛色も多数ある。サンド・ホワイトからブルーまで、どんな組み合わせの色でもよい。ブラックにはタンのマーキングも許される。
仲間や家族に対してはとても愛情深く、見知らぬ人に対しては内気。家族の長になるのを好むが、一度順応すると、ほかの者を大目にみる。好奇心旺盛だが気まぐれで神経質になりがちな面がある。機敏できれい好き。
コートのお手入れはスムースとロングの両方とも、週に2回は毛足が中くらいでやわらかめのブラシでブラッシングする。耳と爪と歯の手入れは毎週行う。必要に応じて入浴もする。
室内で放し飼いの運動で十分である。