現在世界中で育てられているウサギたちは、“アナウサギ”というスペイン半島など限られた地域にいたものをペットとして新種改良されたものです。小型のドワーフ種やダッチ種、大型のジャイアント種、耳の垂れたロップ種など、外見上は大きく異なって見えますが、元々は同じアナウサギです。
アナウサギは名前の通り、地面に穴を掘って群れで暮らすのが特徴で、野生では迷路のような巣穴に自分の部屋をもって暮らしています。日中はあまり外に出ず、朝と夕方に出てきて野草を食べます。そのため行動範囲はあまり広くなく、性格もおとなしいので、ローマ時代から飼われるようになり、11世紀ごろには広く普及しました。
アナウサギは集団で暮らしていたので、複数で育てたほうがよいと思われがちですが、縄張り意識が強く、ケンカをすることが多いため、相性が合う個体以外の複数飼育は避けるか、別々のスペースを用意すべきです。また、生後半年で性成熟し、出産可能となりますが、生まれた子供たちにも1匹につき1つの飼育スペースが必要となるので、そのような準備と心構えができないうちは繁殖を避けましょう。
平均寿命は7〜10年といわれていますが、18年生きたという例もあります。逆に体質が弱かったり、病気などで長生きできない場合もあります。いずれにせよ、ウサギが幸せに天寿をすごせるように、飼い主さんは大切に育ててください。 |