モルモットの病気について
モルモットのように小さな動物は、飼い主さんが病気や怪我に気がついたときには、手遅れとなってしまうことがあります。それを防ぐためには、普段からの健康管理がとても大切です。毎日モルモットの様子を観察し、天候や与えた食事や、食べた量などを日誌につけておくと、病気になったとき獣医さんが診察するのにとても役立つことでしょう。ここでは、症例としてモルモットに多い病気をとりあげ、症状・原因・予防の代表例を紹介します。 |
| モルモットとビタミンの関係について |
ビタミンは、モルモットのみならず、生き物にとって大切な栄養素です。ビタミンCは体内の組織をつなぎ合わせる働きのある“コラーゲン”の合成や、皮膚・血管・骨などを丈夫にし、免疫力を高め病気になりにくい体をつくる役割をしています。しかし、モルモットは、体の中でビタミンCを合成することができません。そのため、日ごろの食事から必要なビタミンを摂取することが、健康に育てる重要なポイントとなります。
モルモットの専用フードには、ビタミンCを強化したものが多く、そのほかにも野菜や果物からバランスよくとれば基本的に問題ないといわれています。しかし、体調不良のときや、極度のストレスがかかることにより、ビタミンの消費量が急激に増えると、体調を崩しやすくなり、ビタミンが体内で不足してしまうことがあります。そのため、はじめの[鉄則3]にもあるように、日ごろからペットにとってよりよい環境を整えることが、最も大切な予防となるのです。
鉄則 |
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モルモットに多い病気
| 1.ビタミンC欠乏症 |
食欲不振、体重減少、毛艶がなくなる⇒関節などの異常⇒骨の異常、結膜炎・歯肉炎 |
内容:体内のビタミンCが足りなくなることによって起こる症状です。この病気は非常に陥りやすく、また、モルモットの体調不良の原因の多くは、このビタミンC欠乏症から引き起こることが多いのです。
主に、大きなストレスがかかることによって、ビタミンの消費量が急激に増えることが原因となる場合や、不適切な食事内容により、通常摂らなければならないビタミンCが、体内から欠乏することにより症状が現れます。
症状が進むことによって、体力のないベビーや、高齢のモルモットはとくに、死亡してしまう危険性もあります。 |
予防方法:バランスのよい食事と、ストレスのかかりにくい安定した環境が最重要となります。
与えるペレットはモルモット専用のものを与えることはもちろん、ビタミンを多く含んだ野菜・果物を日ごろから与えるとよいでしょう。なお、エサの保存状態に気をつけましょう。ビタミンCは熱や湿気に弱く、保存状態が悪いとすぐ酸化して破壊されてしまいます。ビタミンCは体内に長時間溜め込むことができないため、毎日の食生活で補うことが大切です。 |
| 2.皮膚糸状菌症(真菌) |
脱毛、かゆみ、フケが出る、皮膚が化膿し炎症を起こす |
| 内容:真菌(カビ)の一種である菌の感染により起こる皮膚疾患です。
真菌には、白癬菌属や小胞子菌属などがあります。糸状菌を保有しているモルモット全てが皮膚疾患になるわけではなく、ビタミンCの欠乏やほかの病気により、免疫力が低下すると発症しやすくなります。 |
| 感染経路:真菌を保有した動物との接触、または身近な環境で発生した真菌が皮膚の角質層や体毛につき感染する。 |
| 予防方法:真菌が発生しにくい環境をつくることが、最大の予防となります。そのためには、通気性のよい清潔な環境を保つことが大切です。真菌はモルモットにとって大変身近な病気です。命に直結する病気ではありませんが、日ごろの体調チェックで、早期発見・治療を心がけましょう。 |
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健康チェックをしよう
モルモットは言葉をしゃべることができません。いくら具合が悪くても、感じている症状を人に伝えることもできません。それを見てあげられるのは飼い主さんしかいないのです。体や皮膚、毛並みに異常はないか、便やおしっこの状態は大丈夫か、などを毎日見ることができるのも、飼い主さんだけです。ここでは、自宅で簡単にできる健康チェックの方法をご紹介します。
チェック項目
- 目の症状・・・・・・目やにがでていないか
- 鼻の症状・・・・・・鼻水が出ていないか
- 耳の症状・・・・・・汚れたり、かゆがったりしていないか
- 口の症状・・・・・・歯が伸び過ぎたり、よだれなどは出ていないか
- 肛門の症状・・・・・便などで汚れていないか
- 皮膚の症状・・・・・毛が抜けたり、かさついていないか
※そのほかにも気になるところがあった場合は、すぐお店のスタッフまでご相談ください。 |
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