インコの育て方
インコについて
一般的にインコとは、“インコ目
インコ科”の鳥を指します。その中には“モモイロインコ”のように、頭に冠羽があるため名前はインコですが、分類としては“インコ目 オウム科”の鳥もいます。そして、インコといっても種類によって体の大きさ、鳴き声、体色などが全く違います。体色が鮮やかで美しい種類が多いことも特徴です。そして、インコやオウムの仲間は、人の言葉や音を真似することができる種類も多く、コンパニオンバードとしてとても人気があります。日本で現在ペットとして有名なのは、“セキセイインコ”“小桜インコ”“ボタンインコ”“オカメインコ”でしょう。
一般的には、相性が合った場合オス・メス関係なく仲良しになりますが、相性が合わない場合は激しいケンカをしてしまったり、嫌いな相手といることによって、大きなストレスを感じてしまいます。このように、はっきりした相性がわからない場合、無理に複数同じケージで生活させることはやめましょう。様子を見ながら、気の合う鳥同士、もしくは1羽で飼育することをおすすめします。 |
インコの特徴 |
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※おしゃべりが上手かどうかには、個体差があります。 |
セキセイインコ
おしゃべり度★★★★★ |
最もポピュラーな小型インコです。野生の体色が黄色と緑色のため、セキセイ(背黄青)という名がつきました。さまざまなバリエーションがあり、カラーはノーマル以外にもたくさん存在しています。 |
コザクラインコ
おしゃべり度★ |
セキセイインコと同じく、昔から人気のある種類で、ペアが非常に仲良くすることから“ラブバード”と呼ばれています。ノーマル以外にも、国内・外国合わせて20〜40種類以上の色変わりがいます。 |
ボタンインコ
おしゃべり度★ |
ボタンインコはコザクラインコととってもよく似ています。コザクラインコより、体が若干小さく、目の周りに白い縁取りがあるのが特徴です。有名な種類では“ヤマブキ・ルリコシ・ブルー”などです。 |
オカメインコ
おしゃべり度★★★ |
頭の冠羽と頬のオレンジのポイントカラーが特徴の中型インコです。ノーマル以外にも“白・パイド・イザベラ・シナモン・ホワイトフェイス”など、たくさんの色変わりが出ています。 |
モモイロインコ
おしゃべり度★★★★ |
名前の通り、ピンク色をした体と、ずんぐりした体型が特徴のインコです。大きくておしゃべりをする鳥の中では育てやすいですが、大きな声で叫ぶこともあります。 |
ヨウム
おしゃべり度★★★★★ |
おしゃべりが非常に上手で、大型のオウムやインコの中でも、温厚でおとなしい性格といわれます。人によくなれてくれるので、世界中でトップクラスの人気があります。 |
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インコの種類の詳細はこちら
飼育セットをそろえる
インコを迎える前に、育てるために必要なセットを用意し、用品ひとつひとつの用途を把握しておきましょう。 |
ヒナの飼育セット
●ケース ●床材 ●あわ玉 ●パウダーフード ●グリーンフード ●カルシウム
●エサ入れ ●スプーン ●飼育本 ●ヒーター |
成鳥の飼育セット
●ケース ●床材 ●インコ用混合フード ●野菜・果物 ●カルシウム
●塩土 ●エサ入れ ●水入れ ●菜差し ●ボレー粉入れ
●塩土入れ ●止まり木 ●飼育本 ●ヒーター |
飼育セット一覧表はAdobePDF形式にて作成しております。
ご閲覧できないかたは、右のバナーよりAdobeReader(無償)をインストールしてください。 |
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どんなごはんをあげたらいいの?
生後約20日〜2ヶ月のインコたちは、食事内容が成鳥とは全く異なります。そして、ヒナは、生後が浅ければ浅いほど、1日の差し餌の回数も多く、目が離せません。ヒナの体力を消耗させないように、1回の食事時間もスピーディー、なおかつ確実に済ませなければなりません。そして、成長に応じて少しずつ内容を切り替え、最終的に生後3ヶ月ごろには、成鳥用と同じ食事ができるように、タイミングや内容を調節します。
こういった手間や時間を惜しまず、愛情をもって育てれば、丈夫に育ち、とってもよくなついてくれることでしょう。 |
ヒナの食事
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| ●お水 |
ふやかしたあわ玉を食べている期間は必要ありません。 |
| ●回数と時間 |
その仔の生後や体調、1度に食べさせる量によって回数が異なります。必ずインコのヒナを購入する際、食事の内容や回数をスタッフに教わりましょう。 |
※ヒナの食事のつくり方・与え方には、さまざまな方法があります。そして、ヒナは非常にデリケートなため、突然食事の内容や量、回数などが変わると体調を崩す場合があります。詳しい方法は、必ず購入したお店のスタッフに確認しましょう。
※食事内容の切り替え時期は、個体差がありますので下記とは異なることがあります。
※それぞれつくり方などの詳しいご質問は、お店スタッフにお気軽におたずねください。
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●生後20日〜1ヶ月半(ヒナ)
生後の浅いヒナには、スプーンなどで直接食べさせます。(これを“差し餌”といいます)
| 1.あわ玉(ヒナ用) |
ヒナ用のあわ玉に、栄養剤などを添加し、お湯でふやかした状態で与えます。栄養剤を入れたあと、熱めのお湯を入れ、人肌程度になったら与えます。(ティースプーンなどで口まで運びます)差し餌は腐りやすいので、毎回新しくつくり直しましょう。
※必ず温かいうちに与えましょう。 |
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| 2.パウダーフード |
| 生後の浅いヒナには、栄養価が高く、ヒナに適したベビーフード(パウダーフード)を、あわ玉の中に混ぜて与えます。あくまで主食はあわ玉なので、成長に合わせて少しずつ量を減らしていきます。 |
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| 3.グリーンフード |
| ビタミン補給のために、ごく少量をあわ玉に入れます。 |
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| 4.カルシウム |
| カルシウム・ミネラル補給のために、ごく少量をあわ玉に入れます。
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●生後約2〜3ヶ月 (中ビナ)
中ビナになると、徐々に成鳥用の食事を練習する時期となります。少しずつ差し餌の回数や量を減らし、自分で食べるように促します。そのため、練習用に成鳥用の“むき餌”と水も用意しましょう。
※食事の切り替えは、方法やタイミングが重要となります。詳しくはお店スタッフにおたずねください。 |
| 1.あわ玉(ヒナ用) |
ヒナ用のあわ玉に、栄養剤などを添加し、お湯でふやかした状態で与えます。栄養剤を入れたあと、熱めのお湯を入れ、人肌程度になったら与えます。(ティースプーンなどで口まで運びます)差し餌は腐りやすいので、毎回新しくつくり直しましょう。この時期から、少しずつ回数と量を減らします。
※必ず温かいうちに与えましょう。 |
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| 2.グリーンフード |
| 青菜の代わりとなります。ビタミン補給のために、ごく少量をあわ玉とむき餌に入れます。 |
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| 3.カルシウム |
| ボレー粉の代わりになります。カルシウム・ミネラル補給のために、ごく少量をあわ玉とむき餌に入れます。 |
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| 4.むき餌 |
成鳥用の食事の練習として、食べやすい食器に入れて置いておきます。乾燥したフードなので、この時期から飲み水も用意するとよいでしょう。むき餌になれてきたら、徐々に殻のついたフードも混ぜていくとよいでしょう。
こういった方法で、段階を踏んで、最終的に成鳥用の混合フードを食べられるように促します。 |
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成鳥の食事
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| ●お水 |
いつでも新鮮なものが飲めるようにしましょう。水は汚れが早いため、こまめに取り替えるようにしましょう。 |
| ●回数と時間 |
朝1回。夜は寝てしまうので、朝、新鮮なものに取り替えます。インコの体は代謝がよく、よく食べよく排泄する仕組みになっています。そのため、満足に食事の摂れない時間があってはいけません。 |
●生後約3ヶ月以上 (若鳥〜成鳥)
成鳥の食事に内容が切り替わるのが、生後3〜4ヶ月となります。バランスのよい食事を心がけましょう。
| 1.インコ用混合フード |
| 育てるインコの種類によって、専用のフードを選びましょう。インコは食べるほかにも、エサをおもちゃにして楽しんだりする習性があるため、食べきる量より少し多めに与えましょう。 |
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| 2.野菜・果物 |
ビタミンの補給に、新鮮な青菜を与えましょう。野菜や果物には、食欲増進効果もあります。
野菜:小松菜、チンゲンサイ、ブロッコリー、ニンジンなど
果物:リンゴ、バナナなど |
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| 3.ボレー粉 |
カルシウム・ミネラルの補給として、ボレー粉を小さな容器に入れて与えます。汚れたり、細かくなってきたら取り替えます。食べない子には、主食に混ぜて与えてみるとよいでしょう。
そのほかに、イカの甲や食事に混ぜて与えるカルシウム剤なども販売されています。 |
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| 4.塩土 |
| ミネラル・塩分の補給として、小さな容器に砕いて少量与えます。たくさん食べ過ぎてしまう場合は、量を調節しましょう。 |
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※インコの種類によって、食事の内容や注意点などが異なることがございます。詳しいご質問は、お店スタッフにお気軽におたずねください。
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病気について
インコのように小さな動物は、飼い主さんが病気や怪我に気がついたときには、手遅れとなってしまうことがあります。それを防ぐためには、普段からの健康管理がとても大切です。毎日インコの様子を観察し、天候や与えた食事、食べた量などを日誌につけておくと、病気になったとき獣医さんが診察するのにとても役立つことでしょう。 |
| インコの下痢について(消化器系疾患) |
一般的に、インコが体調を崩す最も多い原因として、【消化器系疾患(主に下痢)】があげられます。インコの下痢は人間とは違い、体力のないヒナはそれが原因で最悪の場合、命をおとす危険性があります。
下痢といっても原因はさまざまです。その中でも、何らかのストレスにより、抵抗力が低下することによって下痢を引き起こすことが多く、それは生後の浅いヒナや、老齢のインコに多くみられます。大きなストレスを与えたり、小さなストレスでも積み重なると、通常なら跳ね除けることができる細菌やウイルスに感染してしまい、思わぬ病気が発症してしまいます。そのほかにも、飼育環境の温度が低すぎるなどの問題で、お腹を壊してしまうこともあります。
はじめの[鉄則3]にもあるように、日ごろからペットにとってよりよい環境を整えることが、最も大切な予防となるのです。
鉄則 |
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インコに多い病気
| 1.トリコモナス |
嘔吐、くしゃみ、結膜炎、食欲不振、体重減少など |
| 内容:トリコモナス原虫の感染によって発症します。とくにヒナや若鳥に多い病気です。感染初期は“そのう”に寄生し、食道から副鼻腔などにも寄生していきます。ヒナなどに多い症状として、食欲がなくなり、吐きもどしをはじめます。吐きもどすものがなくても、そのような行動をとったり、羽を膨らませてじっとしていることが多くなります。 |
| 感染経路:経口感染(感染した親から口移しで食事をしたり、感染した鳥の唾液などを何らかのかたちで口にすることにより感染) |
| 予防方法:健康体の鳥は感染しても症状がありません。低力や抵抗力のないヒナなどは発症しやすいといえます。そのため、ヒナの場合、感染の恐れがある鳥との接触を避け、体力を蓄えるように、落ちついた環境で育てることが大切です。体力がある時期の治療は難しくないため、早期発見・治療を心がけましょう。 |
| 2.クラミジア症 |
下痢、くしゃみ、鼻水など |
| 内容:クラミジアという微生物が感染して発症します。この病気は“オウム病”とも呼ばれ、鳥以外にも感染する人獣共通感染症です。鳥の場合、元気がなくなり、羽を膨らませてじっとしていることが多くなります。人に感染した場合、インフルエンザのような症状となります。感染しても早期発見・治療すれば恐ろしい病気ではありませんが、飼い主さん・ペットには注意が必要です。 |
| 感染経路:感染した動物から、口移しで食べ物を食べたり、その便や分泌物が乾燥し、ホコリ状になったものを吸い込むことによって感染 |
| 予防方法:健康体の鳥は感染しても症状がありません。体力や抵抗力のないヒナなどは発症しやすいといえます。そのため、ヒナの場合、感染の恐れがある鳥との接触を避け、体力を蓄えるように、清潔な落ちついた環境で育てることが大切です。体力がある時期の治療は難しくないため、早期発見・治療を心がけましょう。なお、人にも感染するため、どんなにかわいくても、ペットにキスをしたりすることはやめましょう。 |
| 3.そのう炎 |
嘔吐、下痢、そのう部分の異常など |
内容:“そのう”が炎症を起こし、うまく機能しなくなる病気です。細菌や真菌(カビ)、トリコモナスなどがそのうに感染する場合と、適切でない食事をしていることが原因となる場合があります。ヒナのあわ玉には卵黄がコーティングされ、お湯でふやかして与えます。そのため、長時間放置してしまうと、大変腐りやすいのです。なお、消化吸収しにくい不適切な食事をさせてしまうと、そのうの中でフードが腐ってしまい、そのう炎を引き起こす可能性があります。
症状として、あくびや、ケージにくちばしをすりつけるような行動を繰り返したり、下痢や吐きもどしをするようになります。 |
| 感染経路:感染した動物から、口移しで食べ物を食べたり、その便や分泌物が乾燥し、ホコリ状になったものを吸い込むことによって感染(古いエサや人間の食べ物を食べてしまった場合にも症状がでることもある) |
| 予防方法:人間の食べ物は与えないことはもちろん、食事はその都度新鮮なものに取り替えるようにしましょう。鮮度も大切ですが、食事の回数、1度に与える量の調節も重要です。1度に無理やりたくさんそのうにため込んでしまうと、次に差し餌をする際に、前回のフードが消化されていないことがあります。そこに続けて与えてしまうと、前のフードが腐ってしまうことがあります。なお、食事の温度や室温が低いと、ヒナの消化機能が低下してしまうので注意しましょう。 |
| 4.ジアルジア症 |
軟便、切れの悪い便、視力障害、食欲低下、毛引きなど |
| 内容:ジアルジア原虫の寄生によって発症します。元気がなくなり、食欲低下や黄緑色の軟便をする回数が増えます。その軟便は切れが悪いため、肛門にぶら下がってしまうことが多く見られます。健康状態の良好である個体には、感染しても症状が見られず、低力や抵抗力のないヒナなどは発症しやすいといえます。 |
| 感染経路:経口感染(感染した動物が排泄した糞便に含まれるジアルジアを、何らかのかたちで口にすることにより感染) |
| 予防方法:健康体の鳥は感染しても症状がありません。低力や抵抗力のないヒナなどは発症しやすいといえます。そのため、ヒナの場合、感染の恐れがある鳥との接触を避け、体力を蓄えるように、清潔な落ちついた環境で育てることが大切です。毎日便の状態をチェックし、早期発見・治療を心がけましょう。 |
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※紹介した病気のほとんどが、健康な個体もしくは1度治療をして回復した個体であっても、ストレスや飼育環境の悪化によって再度発症してしまうことがあります。日ごろから健康チェックで便などの状態を観察し、症状の早期発見を心がけましょう。異常を発見した場合は、すぐ購入したお店のスタッフまでご相談ください。
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