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インコの病気について

インコの育て方
はじめに どんなごはんをあげたらいいの? 病気について

インコのように小さな動物は、飼い主さんが病気や怪我に気がついたときには、手遅れとなってしまうことがあります。それを防ぐためには、普段からの健康管理がとても大切です。毎日インコの様子を観察し、天候や与えた食事、食べた量などを日誌につけておくと、病気になったとき獣医さんが診察するのにとても役立つことでしょう。

インコの下痢について(消化器系疾患)
一般的に、インコが体調を崩す最も多い原因として、【消化器系疾患(主に下痢)】があげられます。インコの下痢は人間とは違い、体力のないヒナはそれが原因で最悪の場合、命をおとす危険性があります。
下痢といっても原因はさまざまです。その中でも、何らかのストレスにより、抵抗力が低下することによって下痢を引き起こすことが多く、それは生後の浅いヒナや、老齢のインコに多くみられます。大きなストレスを与えたり、小さなストレスでも積み重なると、通常なら跳ね除けることができる細菌やウイルスに感染してしまい、思わぬ病気が発症してしまいます。そのほかにも、飼育環境の温度が低すぎるなどの問題で、お腹を壊してしまうこともあります。
はじめの[鉄則3]にもあるように、日ごろからペットにとってよりよい環境を整えることが、最も大切な予防となるのです。
鉄則

インコに多い病気

1.トリコモナス 嘔吐、くしゃみ、結膜炎、食欲不振、体重減少など
内容:トリコモナス原虫の感染によって発症します。とくにヒナや若鳥に多い病気です。感染初期は“そのう”に寄生し、食道から副鼻腔などにも寄生していきます。ヒナなどに多い症状として、食欲がなくなり、吐きもどしをはじめます。吐きもどすものがなくても、そのような行動をとったり、羽を膨らませてじっとしていることが多くなります。
感染経路:経口感染(感染した親から口移しで食事をしたり、感染した鳥の唾液などを何らかのかたちで口にすることにより感染)
予防方法:健康体の鳥は感染しても症状がありません。低力や抵抗力のないヒナなどは発症しやすいといえます。そのため、ヒナの場合、感染の恐れがある鳥との接触を避け、体力を蓄えるように、落ちついた環境で育てることが大切です。体力がある時期の治療は難しくないため、早期発見・治療を心がけましょう。
2.クラミジア症 下痢、くしゃみ、鼻水など
内容:クラミジアという微生物が感染して発症します。この病気は“オウム病”とも呼ばれ、鳥以外にも感染する人獣共通感染症です。鳥の場合、元気がなくなり、羽を膨らませてじっとしていることが多くなります。人に感染した場合、インフルエンザのような症状となります。感染しても早期発見・治療すれば恐ろしい病気ではありませんが、飼い主さん・ペットには注意が必要です。
感染経路:感染した動物から、口移しで食べ物を食べたり、その便や分泌物が乾燥し、ホコリ状になったものを吸い込むことによって感染
予防方法:健康体の鳥は感染しても症状がありません。体力や抵抗力のないヒナなどは発症しやすいといえます。そのため、ヒナの場合、感染の恐れがある鳥との接触を避け、体力を蓄えるように、清潔な落ちついた環境で育てることが大切です。体力がある時期の治療は難しくないため、早期発見・治療を心がけましょう。なお、人にも感染するため、どんなにかわいくても、ペットにキスをしたりすることはやめましょう。
3.そのう炎 嘔吐、下痢、そのう部分の異常など
内容:“そのう”が炎症を起こし、うまく機能しなくなる病気です。細菌や真菌(カビ)、トリコモナスなどがそのうに感染する場合と、適切でない食事をしていることが原因となる場合があります。ヒナのあわ玉には卵黄がコーティングされ、お湯でふやかして与えます。そのため、長時間放置してしまうと、大変腐りやすいのです。なお、消化吸収しにくい不適切な食事をさせてしまうと、そのうの中でフードが腐ってしまい、そのう炎を引き起こす可能性があります。
症状として、あくびや、ケージにくちばしをすりつけるような行動を繰り返したり、下痢や吐きもどしをするようになります。
感染経路:感染した動物から、口移しで食べ物を食べたり、その便や分泌物が乾燥し、ホコリ状になったものを吸い込むことによって感染(古いエサや人間の食べ物を食べてしまった場合にも症状がでることもある)
予防方法:人間の食べ物は与えないことはもちろん、食事はその都度新鮮なものに取り替えるようにしましょう。鮮度も大切ですが、食事の回数、1度に与える量の調節も重要です。1度に無理やりたくさんそのうにため込んでしまうと、次に差し餌をする際に、前回のフードが消化されていないことがあります。そこに続けて与えてしまうと、前のフードが腐ってしまうことがあります。なお、食事の温度や室温が低いと、ヒナの消化機能が低下してしまうので注意しましょう。
4.ジアルジア症 軟便、切れの悪い便、視力障害、食欲低下、毛引きなど
内容:ジアルジア原虫の寄生によって発症します。元気がなくなり、食欲低下や黄緑色の軟便をする回数が増えます。その軟便は切れが悪いため、肛門にぶら下がってしまうことが多く見られます。健康状態の良好である個体には、感染しても症状が見られず、低力や抵抗力のないヒナなどは発症しやすいといえます。
感染経路:経口感染(感染した動物が排泄した糞便に含まれるジアルジアを、何らかのかたちで口にすることにより感染)
予防方法:健康体の鳥は感染しても症状がありません。低力や抵抗力のないヒナなどは発症しやすいといえます。そのため、ヒナの場合、感染の恐れがある鳥との接触を避け、体力を蓄えるように、清潔な落ちついた環境で育てることが大切です。毎日便の状態をチェックし、早期発見・治療を心がけましょう。

※紹介した病気のほとんどが、健康な個体もしくは1度治療をして回復した個体であっても、ストレスや飼育環境の悪化によって再度発症してしまうことがあります。日ごろから健康チェックで便などの状態を観察し、症状の早期発見を心がけましょう。異常を発見した場合は、すぐ購入したお店のスタッフまでご相談ください。


健康チェックをしよう

インコはいくら具合が悪くても、感じている症状を人に伝えることもできません。それを見てあげられるのは飼い主さんしかいないのです。体や皮膚、毛並みに異常はないか、便やおしっこの状態は大丈夫か、などを毎日見ることができるのも、飼い主さんだけです。ここでは、自宅で簡単にできる健康チェックの方法をご紹介します。


チェック項目

  • 目の症状・・・・・・目やにがでていないか
  • 鼻の症状・・・・・・鼻水が出ていないか
  • 耳の症状・・・・・・汚れたり、かゆがったりしていないか
  • 口の症状・・・・・・くちばしが伸び過ぎたり、よだれなどは出ていないか
  • 肛門の症状・・・・・便などで汚れていないか

※そのほかにも気になるところがあった場合は、すぐお店のスタッフまでご相談ください。


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