パスバレーフェレット

食肉目 イタチ科 イタチ属
アメリカ(野生種はヨーロッパ、モロッコなどに生息)
30~35cm
30~35cm(オスよりやや小さい)
約1.8kg
800g~1kg
6~8年
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:フェレット専用フード

フェレットはイタチを長い年月かけて飼い慣らしたといわれている種類で、イタチ科の仲間にはスカンクやラッコなどが存在する。以前はネズミ捕りなどで活躍していた動物だが、とても遊び好きで、愛嬌がある動物であるため、現在はコンパニオンアニマルとして人気が高い。イタチ科であるため、臭腺から強いニオイを発するが、現在ペットショップで販売されているフェレットたちは、飼育しやすいように臭腺を取ってしまっている(=スーパーフェレット)。小動物の中でも特に人気が高く、今日ではリードをつけてお散歩している人も見かけるようになったほど。食性は肉食性で、ごく少量の果物なども食べる。食欲旺盛なので、食事の種類は栄養のバランスを考えて与える必要がある。飼育下ではフェレット専用フードが1番好ましい。繁殖期は通年で1度の出産に1~15匹(平均6~9匹)の子供を産む。フェレットの種類には、他にもマーシャル、カナディアン、アンゴラ、ニュージーランドなどが存在し、毛色にもセーブルやアルビノ、シルバーなどさまざま。別名でオス“フィッチ・ボブ”メス“ジル”子供“キット”という呼び名がある。

食事(野生下)
アドバイス

肉食性/小動物など

基本的にショップで販売している個体は、去勢・避妊済みの個体が多いので繁殖はできない。オス・メスの判別は、腹部におちんちん(へそのような凹凸)があるかないかで判断する。

なれやすさ★★★★★
飼育のしやすさ★★★★★

人なつっこく遊び好き。しかし、もともとはじめはかみ癖があるため、飼育をはじめた時点から少しずつしつけをする必要がある。小さなお子様のいるご家庭での放し飼いは、かまれる事故を起こす場合があるので注意すること。

成長した個体は比較的丈夫な個体が多いのだが、ベビーの個体は特に、ジステンパーなどの伝染病にかかる場合がある動物なので、きちんとワクチン接種を行う必要がある。ワクチン接種前やおうちに来たばかりの頃は、静かな場所で飼育してあげてほしい。温度が28℃を超えると、体調を崩す個体が急増する傾向があるため、温度管理には注意すること。

おすすめ度★★★★★

フェレット自体、小動物の中でも丈夫な種類であるため飼育しやすく、子供から大人まで幅広く愛されている。きちんとしつけをすれば、リードなどを装着し、野外でのお散歩や運動も可能。パスバレーフェレットは、さまざまなカラーバリエーションがあり、自分の好みに合ったカラーを探す楽しみもある。