アヒル

カモ目 カモ科 マガモ属
中国、ヨーロッパ、アメリカ
約59cm
約59cm
約1kg
約1kg
10~20年
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ペットショップのコジマ
食事(飼育下)
特徴

主食:ニワトリ用混合フード 副食:野菜(小松菜・チンゲン菜など)、果物(イチゴ・みかんなど)

野性のマガモを改良し家畜化した鳥で、食用や羽・卵をとることを主な目的として飼育されてきた。中国では約3000年前、ヨーロッパでは約2000年前に家畜化された。日本には平安~江戸時代に登場した記録があり、産業目的としては明治10年ごろから流通したと思われる。アヒルの中には卵用の“インディアンランナー”“カーキーキャンベル”や、肉用の“ペキン”“ルーアン”と呼ばれる品種がある。全身が白色、くちばしは黄色(オレンジ色)。大きなお尻をふって歩く姿は愛らしく、ペットとしても人気がある。(飼育しやすい小型サイズに改良されたものもいる)草や葉をちぎって食べやすいように、くちばしは細かくギザギザになっている。眼は暗い環境でも見えるようになっているため、夜間も活動できる。オスの尾は上にカールしている。水鳥としては飼育しやすい。

食事(野生下)

植物食/種子類、果物(イチゴなど)、ナッツ類、葉、草、根など

なれやすさ★★★★★
飼育のしやすさ★★★★★

卵から孵化してすぐ見たものを親だと思う習性がある(すりこみ)。そのため、ヒナから育てると、非常によく慣れ、後をついて歩くようになる。その姿は実に愛らしい。成鳥は多少警戒心が強い場合がある。くちばしがギザギザになっているため、かまれないよう注意。徐々に段階を踏んで接していくとなつきが早い。

基本的に水鳥は、水中に浮いて過ごす時間が長く、完全陸上生活は足に負担がかかってしまう恐れがある。足に負担をかけないためにも、池・プールなどを設置することがベストである。よって、飼育スペースは広くとることが必要。アヒルはキレイ好きである反面、汚すことも得意である。特に水場はいつも清潔に保ってあげよう。アヒルは食事の際に、水とエサを交互に食べる習性があるため、エサの隣には必ず飲み水を用意すること。

おすすめ度★★★★★

ヒナは黄色くやわらかい羽毛に包まれ、何ともかわいらしく、成鳥は白色で大きなお尻が滑稽である。活発でよく慣れるため、ペットとしても飼育されている。だだし、広い飼育スペースと水場が必要なこと、掃除に手間がかかることなどから、飼育環境は限られてしまうだろう。水鳥の中では、比較的飼育しやすく丈夫な種類である。