フクロモモンガ

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95~135g 平均:115g
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HATENA

目属科:有袋目 フクロモモンガ科 フクロモモンガ属
分 布:オーストラリア大陸(内陸部にはいない)、ニューギニア諸島の島々
体 長:オス 12.7~15.2cm / メス 12.7~15.2cm
体 重:オス 115~160g 平均:140g / メス 95~135g 平均:115g
尾 長:12~15cm
寿 命:5~7年

※体の大きさは体重・体高をもとに分類しており、あくまでも目安としてご理解ください

食事(野生下)

花の蜜、樹液、果実、昆虫など

食事(飼育下)

主食:果物(リンゴ・ブドウ・イチゴ・ミカン・キウイなど)、野菜(小松菜・ニンジン・サツマイモ・キャベツなど) 副食:リス用ペレット、動物性たんぱく質(ミルワーム・コオロギ・煮干・小動物用チーズなど)、昆虫ゼリーなど ※比較的昆虫を好んで食べる傾向にあるが専用フードもある。

特 徴

生息している地域により、2亜類が知られている。温暖な地域に棲む個体は、寒い地域の個体よりやや小型タイプのものがいる。腹部はクリーム色で背中は青灰色をしており、背に沿って黒いラインが目の間まで伸びている。同じモモンガの中でも、この種は“アメリカモモンガ”といったゲッ歯目ではなく有袋目のため、子育てをするための袋をもっている。そのためオスとメスの判別方法が異なり、オスは腹部(へその辺り)に睾丸があり、丸く膨らんでいる。そして頭(額)に小さなハゲがある。メスはオスに見られる特徴がなく、腹部に袋がある。袋は見た目で確認することが難しく、腹部のへその辺りに小さな窪み(へそのような穴)がある。 野生下ではオスとメスのペアか、1頭のオスと2~3頭のメスが一緒にいることがある。 小さいカラダに対して目が大きく、つぶらな瞳が魅力のひとつである。

慣れやすさ

ベビーの時期からうまく育てると人を恐れず、モモンガの中では慣れやすいといわれている。欧米では果実など甘いものを好むことから“シュガーグライダー”という可愛らしい名前で呼ばれている。基本的には警戒心は強い動物で、騒音などは苦手。臆病でデリケートな面があるため、ストレスをかけず毎日時間をかけてゆっくり慣れさせていってあげるのがポイント。

飼育のしやすさ

基本的には雑食性だが、種子類を好んで食べるアメリカモモンガと違い、果物・野菜といった植物質を中心に与える。なお、昆虫などの動物性たんぱく質もバランスよく与えることも必要。野生下では花の蜜・樹液などを好んで食しているので、昆虫ゼリーをおやつ(補助食)として与えてもよいだろう。カラダには多くの臭腺があり、そのニオイで仲間を判断したり縄張りの主張をしているため、フクロモモンガにとって“ニオイ”は非常に重要である。臆病な性格のため無理にスキンシップをとるよりも、人慣れさせるために飼い主側のニオイを覚えさせるのもひとつの手段となる。ベビーからの飼育は、ミルクを与える際などに、飼い主のニオイがついた小さめのポーチや巾着などの袋類を用意し、中に入れて徐々にスキンシップをとるなどすると、慣れも早いようだ。 また、慣れると高い所から飼い主に向かって滑空してくることもある。

おすすめ度

モモンガの中でも、見た目の模様や顔つきが特徴的な可愛い動物。比較的慣れやすいモモンガなので、飼い主のニオイをモモンガが認識してくれれば一緒に遊べる。オス同士を同じケージ内に入れなければ複数飼育も可能で、繁殖もあまり難しくない。夜行性なので日中は寝ていることが多く、昼間家を空けることの多い方におすすめ。

フクロモモンガを飼育する際の注意点

爪が鋭いので扱いには注意すること。 また、フクロモモンガにみられる病気として、下痢や腸炎を引き起こすコクシジウム症や、軟便や食欲低下を引き起こすジアルジア症などが代表的である。 エキゾチックアニマルであるフクロモモンガは、診察していない動物病院も多いため、事前に診察が可能な病院が近くにあるか調べておこう。

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