ビション・フリーゼ

Bichon Frise
02
第9グループ
 
コンパニオン&トイ(家庭犬&愛玩犬)
フランス
25~30cm
25~30cm
24~29cm
4~6kg
3~5kg
24427_ext_16_0.jpg

ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

ビション・タイプの犬は、バーバー犬、あるいは「バルビー」と呼ばれていた大型のウォーター・スパニエルと白い小型犬を掛け合わせたのが起源です。中世の長きに渡り、地中海周辺の地域で知られていました。当時は「バービションズ(ビション)」と呼ばれていたことから、ビション・フリーゼの名前の由来になったといわれています。
ビション・タイプの犬は、「ビション・マルチーズ」「テネリフェ」「ボロニーズ」「ハバニーズ」の4つに大別され、テネリフェ島にいた「テネリフェ」の系統がビション・フリーゼとほぼ同じ犬種だったといわれています。
14世紀に船乗りたちが、ビション・フリーゼを航海に連れて行き、貿易の対象としていたこともありました。また、イタリアの旅行者がこの犬をテネリフェ群島のカナリー島で発見し、ヨーロッパに持ち帰ったといわれ、16世紀にはイタリアとフランス両国の貴婦人たちの間で“白い抱き犬”として人気を博しました。それから数世紀、今度は上流階級の愛玩犬ではなく一般の家庭犬として広まっていき、サーカスで活躍したり大道芸を披露したり当時から人々を楽しませてきました。ビション・フリーゼは、戦争などで絶滅の危機に襲われましたがフランスの繫殖家の手によって救済され現在と同様に小型化されました。また、スペイン絵画の巨匠ゴヤの作品「白衣のアルバ女公爵」にも描かれています。

プードルに似た小型犬ですが、もこもことした純白の毛はビション・フリーゼならではの魅力です。体長は体高に比べて少々長く、ブラウンかブラックの眼は大きくまん丸です。ブラックの鼻は丸く突き出し、絹状の豊かなダブルコートをもち、上毛は約5cm以上あり、1本1本が離れて生えていて、名前のフリーゼの由来通りカールした「巻き毛」になっているのが特徴です。下毛は短くてやわらかく、耳と尾に滑らかに垂れたコートがあります。

毛色
お手入れ

毛色はホワイト単色。あるいはクリーム、アプリコット、グレーなどと組み合わさっている。ショーでは明瞭なマーキングとブラックのコートは好ましくない。

純白の長い被毛が魅力の犬種のため、日々のお手入れが重要です。ふわっとしたエレガントなコートを保つために、ブラッシングは毎日行う必要があります。豊富な毛に埋もれた抜け毛やもつれた毛を取り除くため「スリッカーブラシ」や、絡まりやすい箇所をほぐす「コーム」を用いてブラッシングします。また、真っ白な被毛が特徴ですが汚れが目立ちやすく、被毛は伸びるのが早いため定期的にシャンプーとカットを定期的に行いましょう。被毛だけでなく皮膚のケアにもなるのでグルーミングは念入りに行いましょう。

性格
運動

人見知りしない陽気な性格で、小さい子供から高齢の方まで誰とでも仲良くできる高いコミュニケーション力をもっており、家族に従順でとても聞き分けのよい子が多くお世話しやすいといわれています。他の動物との喧嘩もほとんどありませんが、ストレスを溜め込んでしまう繊細な一面もある犬種です。そのため、飼い主さんや家族と普段の触れあう時間が減ってしまうとストレスに繋がってしまうこともある程寂しがり屋な部分もあります。

ビション・フリーゼは小型の中でも筋肉質でがっしりした体型でお散歩や運動が大好きな犬種です。運動不足でストレスが溜まらないように、毎日朝夕に15~30分程度の散歩をしましょう。また、おもちゃで遊んだり、抱っこをしたり飼い主さんと遊びながら運動し、充分にコミュニケーションをとってあげるとよいでしょう。