ハリア

Harrier
03
第6グループ
 
セント・ハウンド(嗅覚獣猟犬)
イギリス
48~53cm
25~30cm
48~53cm
15~20kg
15~20kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

紀元前400年ごろ、古代ギリシア人の歴史家が著した有名な随筆に、ハリアに似た犬のウサギ狩りについて書かれている。この、古い嗅覚獣猟犬の先祖については不明な点が多いが、ハリアは17世紀ごろにイギリスでウサギやキツネを狩るために作出されたとされている。ウサギやキツネを狩るときには、多数の犬で追い込む方法をとるが、複数の犬の寄せ集めでも、犬同士がケンカすることなく猟を成功させるのがこの犬だった。フォックス・ハウンドとビーグルの中間くらいの大きさで、体形も毛色も非常に似ているため、この両犬は最も近い種であろうと思われる。フォックス・ハウンドほどの速力はないものの持久力があり、獲物を追って2~3時間追い続けることもある。動きは軽快で、獲物を確実に追い込むことができる。ハンターとして頼もしい存在だ。

頭蓋はかなり扁平で、口吻はやや長く、先はとがっている。眼色は濃く、中くらいの大きさで、出目や丸目ではない。鼻は黒く、耳のつけ根は高く三角形で長くはない。背は水平で筋肉質、胸は深く腰も頑丈で力強い。尾はやや高く保持する。四肢はよく発達し、十分に筋肉がついている。コートは短毛で滑らかだが、短かすぎずよく密生している。

毛色
お手入れ

ホワイト地にブラック、ハウン、オレンジなどの色が入る。

コートの手入れはそれほど必要としないが、ときどきブラッシングを行う。

性格
運動

猟犬本来の機能をもち、快活であるが多少内気なところも見られる。決断力があり、利口で穏やか。自発性がある一方、落ちつきもある。主人に対する服従心も強く、家族愛も深い。子供たちと一緒に楽しんでよく遊ぶなど猟犬以外にもコンパニオンドッグとして十分に楽しむことができる。また、犬同士ケンカすることも少なく、どんな犬とも仲良くできる友好的な平和主義者だ。

活動的な犬なので、運動は十分に行う。中型犬ではあるが大型犬並みの運動量が必要となる。