ラサ・アプソ

Lhasa Apso
02
第9グループ
 
コンパニオン&トイ(家庭犬&愛玩犬)
中国(チベット地方)
約25cm
25~30cm
約24cm
約7kg
約6kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

ラサ・アプソは、チベットの山岳地帯から出現した4種の土着犬のひとつで、一般家庭や僧院でポピュラーなペットとして飼われていた。チベットの修業僧たちの間では、死とともに人の魂はラサ・アプソの体内に入ると信じられており、幾世紀もの間、人々の尊敬を集めてきた。代々のチベット仏教の統率者のダライ・ラマによって、中国皇帝に献上されたこともあった。この犬はほかのチベット土着犬と同様に、長くて厚いコートをもち、山岳の冷気から身を守っていた。今日も、快活な気質や鋭い聴覚など、ラサ・アプソの性質は、昔この犬がチベットの山の中にいたときと同じ特徴を見ることができる。1929年、ロンドンのドッグショーで、はじめてこの犬種が出陳され、“東洋のお守り犬”として人気を博した。1933年、イングリッシュ・ケンネル・クラブで公認された。

体長が体高より長い。頭部はやや狭く、眼の上は肉が落ち込んでいる。卵型の眼は正面を向いて位置し、眼色は濃いブラウン。鼻はブラック。口吻は中くらいの長さで、角ばっているのは好ましくない。豊かな飾り毛のある尾は、背の上に高く背負っている。豊富なコートは重くまっすぐでかたい。小さな体や頭部は、長いコートで完全に隠れる。顔をおおうコートは頬髭と顎髭とを形づくる。耳、四肢ともにコートでおおわれている。

毛色
お手入れ

ゴールド、サンド、ハニー、濃いグリズル、スレート、スモーク、ブラック、パーティカラー。ショーではゴールドあるいはライオンが好ましい。この場合は、耳と顎髭の毛先に濃いティップが入る。

かなり綿密なコートのお手入れが絶対必要となる。毎日のブラッシングに加えて、1週間に2回、時間をかけて念入りなグルーミングが必要である。

性格
運動

主人を見れば遊びたがる愛情深い犬だが、他人とは打ち解けない。大胆で短気なところもある。思わず抱きしめたくなるような外見だが、理想的な愛玩犬ではない。子供に対してもあまり寛容ではないので、幼い子供や思いやりのない子供のいる家庭には向かない。

活動好きなので、屋内外に関わらず適度な運動量が必要。長い散歩はしなくてもよいが、規則正しい運動の日課をつくり、それにしたがって運動させること。