ビーグル

Beagle
02
第6グループ
 
セント・ハウンド(嗅覚獣猟犬)
イギリス
33~38cm
25~30cm
30~35cm
8~9kg
6~7kg
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ペットショップのコジマ
簡単な歴史・解説
特徴

ビーグルの名はフランス語で“小さい”という意味がありハウンドグループの中では小さめな犬種です。その歴史は古く中世のルネッサンス時代からイギリスのウェールズ地方やフランスで優れた嗅覚を活かし猟犬として活躍していました。この時代のビーグルの大きさはまちまちでしたが、その後小型のハウンドの中で特にウサギ狩りに適した猟犬として認められるようになり、日本においては明治時代後半に薩摩犬との交配によりビーグルを一回り大きくしたような「サツマビーグル」が登場しました。
近年では狩猟者個々が2~3頭のビーグルを連れてのウサギやウズラ猟や、隊を作っての猟が行われることもあります。また、猟犬の中では鳴き声が優しく愛情豊かでおとなしいことから、家庭犬としても人気を高めています。世界中の犬種の中でもポピュラーな家庭犬の一種となっています。ショー・ドッグの世界やアメリカン・ケンネル・クラブでは、ビーグルをカラダの大きさによって2つのグループに分けています。

ビーグルの遺伝子病検査について
ペットの専門店コジマでは、ご提供するビーグルすべてを対象に以下の遺伝子病検査を実施しています。
・変性性脊髄症(DM)
致死性の遺伝子病で後脚から麻痺がはじまり、全身へと麻痺が広がります。
遺伝子病検査の実施についてはこちら

全体的に四角い感じの体型で、小柄ながら引き締まった筋肉をもち、肩甲部はよく傾斜しています。頭蓋は適度に長く幅広いドーム状で、後頭部はわずかに丸みを帯びており高い位置につく耳は垂れ下がっています。両眼は広く離れて位置し、眼色はブラウンかヘーゼルの大きなくりくりした目でとても愛らしい顔つきです。鼻筋はまっすぐかつ鼻孔は大きく色はブラックで、口吻の先端は角ばっています。尾のつけ根は高く華やかに上方にピンと立ち、わずかにカーブしています。輝きと光沢のあるコートは、平滑な短毛が密生しています。鳴き声は太く長く、嗅覚は鋭く、麻薬探知犬としても活躍しています。

毛色
お手入れ

ブラックタン&ホワイト・レッド&ホワイト・レモン&ホワイト・ハウンドカラーなど。

ビーグルは毛が短いものの、オーバーコートとアンダーコートをもつ「ダブルコート」の犬種のため毛量が多く、換毛期には抜け毛が多くなりますのでブラッシングは必須です。定期的なグルーミングや入浴は抜け毛が部屋に散らばりにくくなるだけでなく愛犬とのスキンシップにもなりますので忘れずに行いましょう。グルーミングをする場合は、手のひらやブラシを使用し、頭部から尾にかけて皮膚をマッサージしてあげます。入浴は2~3週間に1回を目安に刺激のないシャンプーで洗ってあげましょう。垂れ耳は蒸れやすく、雑菌が繫殖しやすいため耳の状態は頻繫にチェックしケアしましょう。

性格
運動

ビーグルはとてもフレンドリーで愛情豊かな性格のため、人や子ども、他の動物とも仲良くできる性格です。また、寂しがり屋で甘えん坊な一面もあるのでひとりぼっちになると騒がしく吠えてしまったり、活発でスタミナがあるため興奮しやすく家庭で育てる場合は、しっかりとしつけることが大切です。 主従関係と信頼関係のどちらも築かせることが重要です。家族として迎え入れたその日からしつけをはめ、飼い主さんはリーダーとして絶対的な存在だと覚えてもらいます。コミュニケーションを沢山とり信頼関係を築いていきましょう。また、社会化期(生後3~16週)にはさまざまな人や物・環境・音の刺激に慣れさせて社会性を身につけていくことが大切です。

1日朝夕30~60分の運動が必要です。ビーグルは太りやすい犬種のため運動不足にならないように毎日の散歩のほか、広い公園やドッグランなどの思い切り走れる場所で遊ばせるのが理想的です。ビーグルは歩き回るのが好きなので迷子にならないようリードをつけるか、柵などで囲われた中で運動させると安心です。